ギークス（7060）調整売りをこなして再び戻り高値を窺う◆あすなろ投資顧問 加藤あきら◆

調整売りをこなして再び戻り高値を窺う

　ITフリーランスの働き方を支援し、企業向けに技術リソースのシェアリングを提供しながらIT人材マッチング、さらにIT人材の育成を行っている。他にもゲーム・動画制作等を手がけており、売上構成比の約半分をゲーム事業が占めるが、利益の源泉はIT人材事業となる。

　業績面においては5/21に前期本決算を発表、売上高は前々期比16.2％増収、営業利益は同23.9％増益で着地。中でも1Qのゲーム事業が好調で予想以上の好業績だったことに加えて、主軸のIT人材事業ではセグメント売上高前期比20.8％増収、セグメント利益は同27.1％増益と高い伸びで、受注人月数も過去最高を更新中。

　株価は3/17安値766円から大きく切り返して4/17に1370円の戻り天井となったが、一息入れた後は再び上値指向を強めている。上記決算発表後に今期ガイダンスに対する嫌気売りで反落するも下値では強い押し目買い意欲が感じられ、出来高が膨らんでいる。調整含みながらも昨日は窓を開けて上昇がみられており、高値トライと同時に200日移動平均線での攻防が注目される。