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カナデビアのニュース
「3種の分散投資で、新年相場の果実を存分に味わおう!」
●2021年は期待値の高い年になる
過ぎ去った2020年は、年初時点では希望に満ちた年だった。なにしろ日本で2度目の夏季オリンピックが開催されるはずだったからだ。そのための準備は怠りなく、国民はもちろんのこと、世界中から観客が来日し、日本の素晴らしさを知ってもらうことで、世界における日本の存在感が高まるはずだった。
しかし、新型コロナウイルスの感染拡大という100年前のスペイン風邪に比肩する疫病の登場により、日本の期待はまさに夢幻と化してしまったのだった。そのため、2021年に対する期待感は実にささやかなものになっていると考えてよい。ともかく、コロナの感染拡大が止まってほしい。他は何も要らない……と。
欧米などでコロナワクチンの投与が始まっているものの、なお感染拡大が続いている上に、世界各国で新たに感染力が強い変異種が発見されるといった状況では、前述したように、ともかく感染拡大が止まる、これ以外のことは要らない、となるのは当然といえる。
しかし、株式投資に関わる立場からは、21年はいわゆる期待値が高い年になると見ている。
●ワクチン接種で見えてくる先の風景
確かにコロナの感染拡大はなかなか止まらないものの、ワクチンの接種が始まったことで、感染拡大のペースは次第に落ちてくると見るのが自然だ。その先に見えてくる景色は、次の3種類が想定される。
(1)米中や日本、そして新興諸国経済の復調だ。東京市場の20年10-12月にかけての上昇は明らかにそれを先見したものであり、21年はそれが加速されると見てよい。つまり、経済の復調・復活によって需要増が必至となるのは、まずは鉱産物資源やそれらを使った素材などになる。これは実にシンプル過ぎる理由ながら、強い相場ではシンプルな材料の方が株価は上がりやすいため、非鉄、それを使った電子部品、それを製造する設備機械、ハイテク関連株は投資対象から外せない。
(2)それとリンクする形で投資の対象となるのが、米国ではバイデン次期政権、国内では菅政権が主導するグリーン革命、グリーン・リカバリー、再生可能エネルギー、脱炭素などの用語で表現される環境関連株になる。
(3)そして最後に、コロナの感染拡大で株価が大きく売り込まれた旅行関連株になる。
以上に分散投資することで、21年相場の果実をたっぷり味わえる。
■注目銘柄リスト
住友林業 <1911>
住友金属鉱山 <5713>
メドピア <6095>
三井ハイテック <6966>
日立造船 <7004>
トヨタ自動車 <7203>
富士急行 <9010>
レノバ <9519>
日本空港ビルデング <9706>
2020年12月30日 記
★元日~4日に、2021年「新春特集」を一挙、“25本“配信します。ご期待ください。
→→ 「新春特集」の記事一覧をみる
株探ニュース
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