1,873円
三井E&Sのニュース
■ショーケース <3909> 349円 (+80円、+29.7%) ストップ高
ショーケース <3909> [東証S]がストップ高。Webサイトの成約率向上を図るSaaS事業「ナビキャスト」などを主力展開している。業績が低迷するなか株価は250~400円のゾーンを中心とする上下動を繰り返しているが、25年12月期は提携効果を背景としたクラウド事業の好転で業績底入れが期待される状況にある。そうしたなか、19日取引終了後に三菱UFJ銀行の住宅ローン手続き専用ページ(マイページ)の本人確認プロセスに同社が開発・提供するeKYCツール「ProTech ID Checker」が採用されたことを発表、これを手掛かり材料に短期資金が攻勢をかけた。
■サイボウズ <4776> 2,644円 (+500円、+23.3%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。サイボウズ <4776> [東証P]がストップ高。19日の取引終了後、24年12月期の期末一括配当予想を15円から未定に修正した。業績の進捗や次期業績の見通しなどを踏まえて増額を検討しているとしており、これを好材料視する買いが流入した。同時に、25年12月期の業績予想を発表し、売上高360億400万円(24年12月期予想295億4500万円)、営業利益84億3700万円(同41億1700万円)、純利益59億400万円(同29億9500万円)を見込むとしたことも好感された。クラウドサービスの契約社数が6万6000社を超える見通しのほか、価格体系改定などが貢献。人件費や広告宣伝費、データセンター運用・保守費用などが増加するものの、これらを吸収し増収増益を予定している。
■マーケットE <3135> 964円 (+150円、+18.4%) ストップ高
東証プライムの上昇率2位。マーケットエンタープライズ <3135> [東証P]がストップ高。同社は19日の取引終了後、株主優待制度を拡充すると発表し、材料視されたようだ。6月末に100株以上を保有する株主に対し500円分のQUOカードを贈呈していた従来の内容を見直し、6月末と12月末のそれぞれの基準日において、500株以上を保有する株主に対して2万5000円分のデジタルギフトを贈呈する形とする。デジタルギフトの内容については、Amazonギフトカードなど複数から選べる形とする予定。株主優待費用は販管費として計上される見込み。業績への影響は精査中で、適時開示の必要性が生じた際は速やかに発表するとしている。
■GFA <8783> 680円 (+100円、+17.2%) ストップ高
GFA <8783> [東証S]がストップ高。19日の取引終了後、子会社GFA Capitalがミームコイン銘柄である「Nyanmaru Coin($NYAN)」のオフィシャルアカウントから同通貨の寄付を受けたと発表しており、好材料視された。寄付額は20億$NYAN(日本円換算で約2億円相当)。なお、業績への影響は精査中としている。同時に、保有する投資有価証券の一部を売却したのに伴い、売買目的有価証券運用益3700万円を営業外収益として計上すると発表しており、これも好材料視された。なお、25年3月期業績への影響は、業績を見直す必要が生じた場合には速やかに発表するとしている。
■グッドライフ <2970> 2,417円 (+337円、+16.2%) 一時ストップ高
グッドライフカンパニー <2970> [東証S]が3日ぶり急反騰、一時ストップ高となった。19日の取引終了後、自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を20万株(発行済み株数の4.72%)、または5億円としており、取得期間は12月20日から来年2月14日まで。資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に応じた機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的という。
■日リーテック <1938> 1,266円 (+139円、+12.3%)
東証プライムの上昇率5位。日本リーテック <1938> [東証P]が3日続急騰。19日の取引終了後、25年3月期の配当予想を期末一括36円から60円に増額修正したことが好感された。なお、前期実績は35円だった。
■三井E&S <7003> 1,724円 (+120円、+7.5%)
東証プライムの上昇率8位。三井E&S <7003> [東証P]が急反発。19日の取引終了後、日本経済新聞電子版が「三井E&Sはベトナムで港湾クレーンの製造に乗り出す」と報じた。中期的な収益押し上げ効果を期待した買いが入ったようだ。記事によると、中国からの生産移転先として有望な東南アジアで進む港湾整備や、中国製クレーンを避ける動きがあるなか、世界的にクレーン需要が高まっており、三井E&Sは海外で生産能力を確保して脱中国需要を取り込む方針。同社は港湾クレーンの製造を大分工場で担っていたが、ベトナムでの現地生産を始めることで受注余力を確保するとしている。
■ヤマト <1967> 1,300円 (+85円、+7.0%)
ヤマト <1967> [東証S]が続急伸。20日午後3時ごろ、25年3月20日時点の株主から株主優待制度を導入すると発表したことが好感された。毎年3月20日時点で1単元(100株)以上保有し、かつ1年以上保有する株主を対象に保有株数に応じて子会社ロードステーション前橋上武が運営する道の駅「まえばし赤城」で取り扱う地元特産品(3000円または5000円相当)か、同道の駅温浴施設「赤城の湯」入浴券(5枚または10枚)、自然保護団体への寄付のいずれか一つを選べるようにする。なお、25年3月20日時点の株主には初回に限り保有期間にかかわらず優待を実施するとしている。
■アストロHD <186A> 840円 (+53円、+6.7%)
アストロスケールホールディングス <186A> [東証G]が3日続急伸。20日の寄り前、英国子会社が政府機関の科学・イノベーション・技術省(DSIT)から調査契約を受注したと発表しており、好材料視された。受注した共同プロジェクトは、新興のランデブ・近傍運用(RPO)技術とその意義について規制当局の理解を促し、現行の法規制の枠組みにおけるライセンス付与の課題を解決することを目的としたもので、受注金額は約1億3000万円。契約期間は25年3月末までで、25年4月期業績予想の前提に含めていないものの、連結業績予想に与える影響は軽微としている。
■コメ兵HD <2780> 3,890円 (+185円、+5.0%)
コメ兵ホールディングス <2780> [東証S]が3日ぶり急反発。20日、11月度の月次売上高を公表。堅調な業況を評価した買いが入ったようだ。コメ兵以外の事業会社を含むブランド・ファッション事業の売上高は133億8400万円だった。同社は今期に入ってから同事業の月次業績を開示しており、発表資料に前年同月比の増減率の記載はないが、売上高は4月度以降の単月では最高となった。法人販売を強化することで、売上高は順調に推移したとしている。
■ゴールドクレ <8871> 3,350円 (+150円、+4.7%)
ゴールドクレスト <8871> [東証S]が大幅反発。19日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、投資会社のストラテジックキャピタル(東京都渋谷区)の保有割合が12.04%から13.10%に上昇したことが判明しており、買い増しを思惑視する買いが入ったようだ。なお、保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は12月12日。
■前田工繊 <7821> 1,921円 (+80円、+4.4%)
前田工繊 <7821> [東証P]が大幅続伸。19日の取引終了後、遊具などの企画から製造・設置工事までを手掛ける犀工房(滋賀県大津市)の全株式を取得し子会社化したと発表しており、好材料視された。今回の子会社化により、前田工繊のソーシャルインフラ事業における景観資材分野に「遊具」という新たな製品と幼稚園・保育園向けの新たな販売ルートを獲得することが可能となるほか、犀工房の遊具などに関する知見・技術と前田工繊グループの素材・技術を「混ぜる」ことで新たな製品を生み出し、更なる成長を目指すことも可能になるとしている。取得価額は非開示。25年6月期業績への影響は軽微としている。
■菱地所 <8802> 2,145.5円 (+84.5円、+4.1%)
三菱地所 <8802> [東証P]が3日ぶり大幅反発。三井不動産 <8801> [東証P]や住友不動産 <8830> [東証P]が株価水準を大きく切り上げており、東証の業種別指数で不動産業がトップとなった。日銀は19日まで開いた金融政策決定会合で、金融政策の現状維持を決定した。同日の取引終了後に開かれた記者会見で、植田和男総裁は利上げの判断を巡り、「もうワンノッチほしい」と発言。金融市場は植田総裁が利上げに消極的な姿勢を示したと受け止めた。春闘や賃金動向に関する総裁発言から、来年1月の利上げの実現性について懐疑的な見方も出ている。これらを背景に、金利上昇が事業環境にマイナスとなる不動産株を物色する流れが強まったようだ。
■アンリツ <6754> 1,310.5円 (+43.5円、+3.4%)
アンリツ <6754> [東証P]が大幅高で4日続伸。同社は20日、eロボティクス(福島県南相馬市)が開発した上空の電波環境を測定するシステムに、自社のスペクトラムモニタモジュール「MS27100A」が採用されたことを明らかにしており、これが買い手掛かりとなったようだ。同社は今後も、 ドローンの有人地帯における安全な目視外飛行(航空法で定めるレベル4飛行)の実現と発展のため、電波環境の評価やドローンの型式認証をサポートするとしている。
■アズーム <3496> 6,910円 (+210円、+3.1%)
アズーム <3496> [東証G]が4日ぶり大幅反発。19日取引終了後、「パナソニック株式会社エレクトリックワークス社」と販売パートナー契約を締結したと発表した。アズームの月極駐車場管理システムサービス「CarParking One」と、パナソニックのEV充電サービス「Resi-Charge(レジチャージ)」の協業で事業拡大を狙う。これが手掛かりとなった。
■インフォMT <2492> 298円 (+7円、+2.4%)
インフォマート <2492> [東証P]が続伸。同社は20日午前11時ごろ、自社の営業・マーケティング向けの情報プラットフォームサービス「BtoBプラットフォーム 業界チャネル」が城西大学に導入されたことを明らかにしており、これが株価を刺激したようだ。このサービスは、短時間に安価で業界動向と主要企業が把握できる営業・マーケティング部門のための情報プラットフォーム。営業先や競合他社など、いち早く知りたい企業のニュース・決算情報・展示会情報の自動収集機能と豊富な情報量と読みやすさを追求した業界レポートで営業・企画を強化するという。
■日本酸素HD <4091> 4,407円 (+97円、+2.3%)
日本酸素ホールディングス <4091> [東証P]が5日ぶり反発。20日、オーストラリアの子会社を通じ、同国とニュージーランドで産業ガス事業を展開するコアガスグループを買収することで合意したと発表。海外事業の拡大による収益貢献を見込んだ買いが入ったようだ。買収額は7億7000万豪ドル。2025年半ばの買収完了を予定する。コアガスグループはオーストラリアとニュージーランドにおいて広範な販売ネットワークを持ち、産業用や医療用ガス、特殊ガスなどの製造販売や関連サービスに加え、溶接関連事業を手掛ける。買収により顧客基盤を拡大し、オセアニアでのプレゼンス向上につなげる。
■ヨシムラHD <2884> 1,294円 (+16円、+1.3%)
ヨシムラ・フード・ホールディングス <2884> [東証P]が続伸。19日の取引終了後、春巻きの皮を主力に中華料理材料などの製造販売を行う富強食品(千葉県野田市)の全株式を取得し子会社化したと発表しており、業績への貢献を期待した買いが入った。富強食品は著名な高級中華料理店やホテル、高級スーパーを主な販売先に業務用春巻きの皮というニッチな市場で高いシェアを獲得しており、子会社化によりこれらの販路に対しグループ製品を販売することや、ヨシムラHDの国内及び海外における販売ネットワークを活用し富強食品の製品を拡販することで、両社の更なる業績拡大が期待できるという。取得価額は非開示。なお、25年2月期以降の業績に与える影響は精査中としている。
■サンゲツ <8130> 2,851円 (+29円、+1.0%)
サンゲツ <8130> [東証P]が続伸。20日、世界最大級のカーペットメーカーである米ショー・コントラクト社(ジョージア州)とパートナーシップ体制の構築に向けた協業を開始したと発表しており、好材料視された。25年4月から、日本における正規代理店としてショー社商品の取り扱いを開始する。今回の協業はハイグレードカテゴリーの訴求力を高め、より幅広い市場への提案力を強化するのが狙いで、また、設計・施工を含む空間全体の提案力とのシナジーによりプロダクト(商品)とスぺ―ス(空間)を両輪としたより質の高いソリューションの提供を目指すとしている。
※20日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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