日本ＣＭＫ、前期最終を一転赤字に下方修正

　日本ＣＭＫ <6958> が5月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結最終損益を従来予想の12億円の黒字→11億円の赤字(前の期は20.1億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の9.1億円の黒字→13.8億円の赤字(前年同期は8.3億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当連結会計年度においては、当社グループ主力の車載分野において車載市場の減速に加え、台風19号によるサプライチェーンの乱れに伴う材料供給の遅れとそれによる生産減少の影響を受けたことにより、売上高は前回予想を下回る見込みとなりました。利益につきましては、海外工場における生産性向上による収益改善の効果があったものの、売上高の減少及び国内生産工場の稼働率低下の影響などにより営業利益・経常利益は前回予想を下回る見込みとなりました。　また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、営業利益・経常利益が予想を下回ったことに加え、上記の法人税等調整額の計上に伴い、前回予想を下回る見込みとなりました。