＜後場の注目銘柄＞＝芝浦電子、用途拡大で温度センサー好調

　芝浦電子<6957.T>が反騰基調を強めているが、ＰＥＲ１０倍台、ＰＢＲ０．８倍台と割安感が強く、注目余地は大きい。

　足もとは温度センサーが想定以上で推移している。従来の空調機器や家電向けなどに加えて、最近では自動車向けなどの新たな用途の需要が伸びていることが要因。同社は、同業他社に比べて規模や収益力で勝っていることから需要拡大の恩恵を受けやすく、これが業績を牽引している。

　需要拡大を受けて、福島第１工場では会社想定を上回るペースの操業が続いているが、下期には福島第２工場の本格稼働が業績へ貢献する見通し。会社側の１５年３月期営業利益１５億円（前期比１０％増）予想は保守的との見方が強い。


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）