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15日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:インデックスに絡んだ売買の他は、決算を手掛かりとした個別物色
■ABCマート、21/2営業利益55.0%減の195億円、22/2予想55.8%増の304億円
■前場の注目材料:東芝、日本主導で東芝買収提案、JICなどが検討
■インデックスに絡んだ売買の他は、決算を手掛かりとした個別物色
15日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。14日の米国市場ではNYダウが53ドル高だった。決算シーズン開始で良好な企業決算への期待が強く、また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で全米の経済活動が緩やかなペースで加速したことが明らかになり、ダウは終日堅調に推移。一方で、長期金利の上昇によりハイテク株の一角は売られ、ナスダックは下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の29600円。円相場は1ドル108円90銭台で推移している。
アルケゴス関連損失の影響から注目されていた米金融決算では、ゴールドマン・サックスやウェルスファーゴが予想を上回る決算を発表しており、一先ず安心感に繋がりそうであるが、JPモルガンは決算を受けて下落しており、今後も金融決算について慎重姿勢は崩せないだろう。とはいえ、米国では長期金利の上昇によりハイテク株が弱い値動きをみせており、流れとしてはバリューシフトに向かわせやすい面はありそうだ。
もっとも東証1部の売買高は辛うじて10億株を上回る薄商いであり、ここ数日の動きを見てもリバランス中心である。昨日は米国の金融決算を控えてヘッジ売りニーズはあったと考えられるため、朝方についてはショートカバーを意識したリバウンドは想定されそうだ。しかし、前場半ばまでにはカバーも一巡すると想定されるため、その後は日経平均の29500円辺りを支持線とした狭いレンジ内での取引が続きそうである。
物色については決算発表企業が徐々に増えてきていることもあり、インデックスに絡んだ売買の他は、決算を手掛かりとした個人主体による個別物色になろう。前日の大引け後に発表した決算では、FDK<6955>、RPAホールディングス<6572>、WACUL<4173>、ウォンテッドリー<3991>、ロック・フィールド<2910>、コネクシオ<9422>辺りが注目されそうである。また、テクニカル面では日経平均は25日線を支持線に底堅さが見られる一方で、上値は5日線を挟んだ攻防から切り下げてきており、煮詰まり感が台頭している。マザーズ指数についてももち合いレンジで推移しているが、25日線を支持線に5日、75日線を上回ってきており、もち合い放れを意識させてきている。
■ABCマート、21/2営業利益55.0%減の195億円、22/2予想55.8%増の304億円
ABCマート<2670>が発表した2021年2月期決算は、売上高が前期比19.1%減の2202.67億円、営業利益は同55.0%減の195.13億円だった。新型コロナによる消費の落ち込みや、外出自粛を受けた需要先送りなどの影響が出ている。なお、22年2月期は売上高が前期比17.9%増の2597億円、営業利益は同55.8%増の304億円の見通し。コンセンサス(350億円程度)下回る。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(33730.89、+53.62)
・米原油先物は上昇(63.15、+2.97)
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・東芝<6502>日本主導で東芝買収提案、JICなどが検討
・関西電力<9503>発電設備、ドローン点検、新サービス
・ソニーG<6758>米エピックゲームズに220億円追加出資
・AGC<5201>ガラス一体型電子看板、ディサインに譲渡
・トヨタ<7203>トヨタと愛知・豊田市、本社工場で水素充てん、FCV実証
・ホンダ<7267>英でエネ管理サービス、EV充電のコスト低減
・ヤマハ発<7272>2輪ライダーの走行技量可視化、新システム
・中央発條<5992>サス用バネ開発、チタンで軽量化
・井関農機<6310>松山製造所の能力3割増、全体最適
・DMG森精機<6141>中国新工場を正式発表
・CKD<6407>LIB高性能化プレドープ装置、武蔵精密と開発契約
・東洋機械金属<6210>平滑表面成形を効率化、今秋、自社製装置に適用
・日立造船<7004>大阪市にメタン合成実証拠点、9月めど開設
・楽天グループ<4755>楽天モバイルに周波数1.7ギガヘルツ帯、5G向け東名阪以外割り当て
・NEC<6701>ホテル客室をオフィスに、企業とマッチング
・アルプスアル<6770>仙台に開発センター、車載用ソフト内製化
・富士フイルム<4901>AIテコに事業拡大
・第一三共<4568>白血病で臨床試験
・アステラス薬<4503>トーアエイヨーとの販売提携契約を終了
・旭化成<3407>米社買収、救命医療機器拡大
・日産自<7201>電池サプライチェーン協議会、日産など55社参加、国際競争力を強化
・旭化成<3407>欧統括拠点の移転完了、マテリアル領域の営業・R&D融合
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:00 黒田日銀総裁あいさつ(日銀支店長会議)
<海外>
・10:30 豪・3月失業率(予想:5.7%、2月:5.8%)
・10:30 豪・3月雇用者数増減(予想:+3.50万人、2月:+8.87万人) <ST>
■株式見通し:インデックスに絡んだ売買の他は、決算を手掛かりとした個別物色
■ABCマート、21/2営業利益55.0%減の195億円、22/2予想55.8%増の304億円
■前場の注目材料:東芝、日本主導で東芝買収提案、JICなどが検討
■インデックスに絡んだ売買の他は、決算を手掛かりとした個別物色
15日の日本株市場は、引き続きこう着感の強い相場展開になりそうだ。14日の米国市場ではNYダウが53ドル高だった。決算シーズン開始で良好な企業決算への期待が強く、また、連邦準備制度理事会(FRB)が公表した地区連銀経済報告(ベージュブック)で全米の経済活動が緩やかなペースで加速したことが明らかになり、ダウは終日堅調に推移。一方で、長期金利の上昇によりハイテク株の一角は売られ、ナスダックは下落した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円安の29600円。円相場は1ドル108円90銭台で推移している。
アルケゴス関連損失の影響から注目されていた米金融決算では、ゴールドマン・サックスやウェルスファーゴが予想を上回る決算を発表しており、一先ず安心感に繋がりそうであるが、JPモルガンは決算を受けて下落しており、今後も金融決算について慎重姿勢は崩せないだろう。とはいえ、米国では長期金利の上昇によりハイテク株が弱い値動きをみせており、流れとしてはバリューシフトに向かわせやすい面はありそうだ。
もっとも東証1部の売買高は辛うじて10億株を上回る薄商いであり、ここ数日の動きを見てもリバランス中心である。昨日は米国の金融決算を控えてヘッジ売りニーズはあったと考えられるため、朝方についてはショートカバーを意識したリバウンドは想定されそうだ。しかし、前場半ばまでにはカバーも一巡すると想定されるため、その後は日経平均の29500円辺りを支持線とした狭いレンジ内での取引が続きそうである。
物色については決算発表企業が徐々に増えてきていることもあり、インデックスに絡んだ売買の他は、決算を手掛かりとした個人主体による個別物色になろう。前日の大引け後に発表した決算では、FDK<6955>、RPAホールディングス<6572>、WACUL<4173>、ウォンテッドリー<3991>、ロック・フィールド<2910>、コネクシオ<9422>辺りが注目されそうである。また、テクニカル面では日経平均は25日線を支持線に底堅さが見られる一方で、上値は5日線を挟んだ攻防から切り下げてきており、煮詰まり感が台頭している。マザーズ指数についてももち合いレンジで推移しているが、25日線を支持線に5日、75日線を上回ってきており、もち合い放れを意識させてきている。
■ABCマート、21/2営業利益55.0%減の195億円、22/2予想55.8%増の304億円
ABCマート<2670>が発表した2021年2月期決算は、売上高が前期比19.1%減の2202.67億円、営業利益は同55.0%減の195.13億円だった。新型コロナによる消費の落ち込みや、外出自粛を受けた需要先送りなどの影響が出ている。なお、22年2月期は売上高が前期比17.9%増の2597億円、営業利益は同55.8%増の304億円の見通し。コンセンサス(350億円程度)下回る。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(33730.89、+53.62)
・米原油先物は上昇(63.15、+2.97)
・海外コロナワクチン接種の進展
・世界的金融緩和の長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・東芝<6502>日本主導で東芝買収提案、JICなどが検討
・関西電力<9503>発電設備、ドローン点検、新サービス
・ソニーG<6758>米エピックゲームズに220億円追加出資
・AGC<5201>ガラス一体型電子看板、ディサインに譲渡
・トヨタ<7203>トヨタと愛知・豊田市、本社工場で水素充てん、FCV実証
・ホンダ<7267>英でエネ管理サービス、EV充電のコスト低減
・ヤマハ発<7272>2輪ライダーの走行技量可視化、新システム
・中央発條<5992>サス用バネ開発、チタンで軽量化
・井関農機<6310>松山製造所の能力3割増、全体最適
・DMG森精機<6141>中国新工場を正式発表
・CKD<6407>LIB高性能化プレドープ装置、武蔵精密と開発契約
・東洋機械金属<6210>平滑表面成形を効率化、今秋、自社製装置に適用
・日立造船<7004>大阪市にメタン合成実証拠点、9月めど開設
・楽天グループ<4755>楽天モバイルに周波数1.7ギガヘルツ帯、5G向け東名阪以外割り当て
・NEC<6701>ホテル客室をオフィスに、企業とマッチング
・アルプスアル<6770>仙台に開発センター、車載用ソフト内製化
・富士フイルム<4901>AIテコに事業拡大
・第一三共<4568>白血病で臨床試験
・アステラス薬<4503>トーアエイヨーとの販売提携契約を終了
・旭化成<3407>米社買収、救命医療機器拡大
・日産自<7201>電池サプライチェーン協議会、日産など55社参加、国際競争力を強化
・旭化成<3407>欧統括拠点の移転完了、マテリアル領域の営業・R&D融合
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・10:00 黒田日銀総裁あいさつ(日銀支店長会議)
<海外>
・10:30 豪・3月失業率(予想:5.7%、2月:5.8%)
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