遠藤照明、前期経常を13％上方修正

　遠藤照明 <6932> が4月24日大引け後(16:00)に業績修正を発表。18年3月期の連結経常利益を従来予想の24億円→27億円(前の期は8.4億円)に12.5％上方修正し、増益率が2.8倍→3.2倍に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の14億円→13億円(前の期は2.1億円)に7.1％下方修正し、増益率が6.6倍→6.2倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の10.3億円→13.3億円(前年同期は17.4億円)に28.9％増額し、減益率が40.7％減→23.5％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　１．連結業績予想修正の理由平成30年3月期通期の連結業績予想につきましては、売上高は、40,000百万円と前回発表予想に対して4.8%の未達となる見通しです。営業利益につきましては、コストダウンの進捗・経費削減に努めましたが、売上の減少に伴い、減少する見通しです。経常利益につきましては、営業利益が減少見込みでありますが一部の在外子会社において為替差益が発生したことにより、増益となる見通しです。親会社株主に帰属する当期純利益につきましては、在外子会社の解散に伴う損失および減損損失を計上した結果、減益の見通しとなりました。２． 個別業績予想修正の理由平成30年3月期通期の個別業績予想につきましては、売上高は、24,200百万円と前回発表予想に対して10.4%の未達となる見通しです。また、経常利益につきましては、コストダウンの進捗・在庫ロスコストの削減等の結果、売上総利益率は改善いたしましたが、売上高の減少に伴い、営業利益額が減少したことにより、未達の見通しとなりました。当期純利益については、厚生年金基金の解散に伴い退職給付制度の改定を行ったことによる費用の発生等により減益の見通しとなりました。※上記の業績予想数値は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づいて作成したものであり、実際の業績は 今後様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。