【売り】スタンレー電気:目標株価引き下げ+勝率65%の売りシグナル
要旨
買い材料があるものの、チャートの形は売りが優勢の状況。三空踏み上げは強力な売りシグナルであることに加えて、大きな上髭を伴っていることから売り勢力が強まっていることが想定される。統計的にも売りが強い状況なため、短期的な調整を見込む。
スタンレー電気株式会社とは?
自動車用機器・電子機器製造会社。発光ダイオードや蛍光ランプなどの電子機器も手掛ける。
最近のトピック
4月25日に発表によると、2014年3月期の連結決算は純利益が前期比37%増の243億円となった。アジア向け二輪車用ランプが伸び、売上高も同様に25%増の3,292億円となった。一方、野村証券が目標株価を下げたのは懸念材料。利益確定の売りが入ることが見込まれる。
どんな値動きをしているの?
2014年1月以降、中期的な下降トレンドが続いている。直近5日間では連続した陽線を形成し、加えて直近4日間連続での下窓開けをしたことから、著名売りシグナル「三空踏み上げ」の強化版、「四空踏み上げ」を形成している。
ここがポイント!
(1) 連続した下窓開け
5月21日以降に形成している連続の窓開けは売りに傾く前兆。統計的にも売りに優勢の状況だ。
(2) 大きな上髭
5月27日には大きな上髭を形成。連続上昇の中にも日中の下落が発生していることから、売り勢力が徐々に強まっていると考えられる。テクニカル分析的には売り方に好材料。
まとめ
以上の2点の理由より、ここは短期的な調整を期待して「逆張り売り」で攻めよう。
留意点
統計的に優位ではあるが、続投となる可能性があるためロスカットは必須だ。また、詳しい売買手法に関しては次項を参照して頂きたい。
統計解析の結果の概要
利用した戦略:三空踏み上げ
検証期間:2000年1月4日~2014年5月27日
取引回数:362回
対象市場:東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ
売買手法:寄成売り→引成買い
勝率:63%
勝ちトレード平均利益:+4.2%
負けトレード平均損失:-2.8%
平均損益率:+1.6%
おまけ!
利用した戦略:四空踏み上げ
検証期間:2000年1月4日~2014年5月27日
取引回数:37回
対象市場:東証一部、二部、マザーズ、JASDAQ
売買手法:寄成売り→引成買い
勝率:65%
勝ちトレード平均利益:+6.0%
負けトレード平均損失:-5.5%
平均損益率:+2.0%
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