アイオデータ、今期経常を一転3％減益に下方修正

　アイ・オー・データ機器 <6916> が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。20年6月期第3四半期累計(19年7月-20年3月)の連結経常利益は前年同期比17.2％減の16.3億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の24億円→21億円(前期は21.7億円)に12.5％下方修正し、一転して3.3％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した1-6月期(下期)の連結経常利益も従来予想の11.1億円→8.1億円(前年同期は8.5億円)に27.0％減額し、一転して5.1％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比47.5％減の3.4億円に落ち込んだが、売上営業利益率は前年同期の4.1％→4.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　第３四半期連結累計期間の業績進捗、新型コロナウイルス感染症の影響による足下のサプライチェーンや需要の弱さ等を考慮し、売上高は前回公表した予想値を下回る見込みであります。その結果、営業利益および経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も前回公表した予想値を下回る見込みとなりました。　なお、本日別途公表いたしました「不正アクセスによる個人情報流出についてのお知らせ」に伴う当社業績への影響については、現在精査中につき上記の連結業績予想には含めておりません。今後、業績に重要な影響を及ぼすことが明らかになった場合は、速やかに開示いたします。※上記の予想数値は本資料の発表日現在において当社が入手可能な情報に基づき算出したものであり、実際の業績は今後様々な要因により異なる結果となる可能性があります。