2,526円
シスメックスのニュース
■OKウェイヴ <3808> 128円 (+26円、+25.5%)
オウケイウェイヴ <3808> [名証N]が続急騰。27日の取引終了後、22年6月期の連結業績予想について、売上高を4億5000万円から5億円(前期比77.2%減)へ、営業損益を12億3300万円の赤字から11億6000万円の赤字(前期5億1600万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。エンタテインメント関連事業を手掛ける子会社アップライツとその子会社の伸びが好調なことに加えて、費用内訳を見直したことが寄与した。なお、最終損益は貸倒引当金繰入額を計上するため45億6000万円の赤字(同40億5100万円の黒字)を見込む。
■免疫生物研 <4570> 406円 (+80円、+24.5%) ストップ高
免疫生物研究所 <4570> [東証G]がストップ高。27日の取引終了後、シスメックス <6869> [東証P]と検体検査分野向け試薬の原材料開発に関する業務提携で合意したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、両社の診断薬開発技術の相互利用を進めることで、より独創的で高品質な製品を開発し全世界に向けて提供することが目的。これにより免疫生物研は、自社の抗体ライブラリをシスメックスのHISCL(全自動免疫測定装置)をはじめとする測定プラットフォーム向けに最適化し、診断薬原材料として供給することが可能になるほか、抗体開発技術を生かしてグローバル市場のさまざまな診断ニーズに対応した抗体を開発し、シスメックスへの供給を通じて診断薬市場向け事業を拡大するとしている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
■コーアツ工業 <1743> 3,700円 (+700円、+23.3%) ストップ高
コーアツ工業 <1743> [東証S]がストップ高。27日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表。また、株式分割にあわせて22年9月期の期末一括配当予想を50円から実質増額となる25円に修正しており、これらを好感した買いが流入した。
■マイクロ波 <9227> 900円 (+150円、+20.0%) ストップ高
マイクロ波化 <9227> [東証G]がストップ高。28日の午前中、昭和電工 <4004> [東証P]とマイクロ波を用いて使用済みプラスチックから基礎化学原料を直接製造するケミカルリサイクル技術の共同開発を開始したと発表しており、これが好感された。今回の共同開発では、電子レンジでも使用されている電気加熱技術の一つであるマイクロ波加熱を利用。容器包装などに用いられた使用済みプラスチックにマイクロ波を照射して分解し、エチレンやプロピレンなどの基礎化学原料を製造する技術の開発に取り組むという。まずは基本技術の確立に向け、年末までにマイクロ波加熱分解物の生成条件検討、目的成分の収率向上に向けた触媒などの探索、分解条件や分解プロセスの最適化などに取り組む予定としている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
■ソケッツ <3634> 976円 (+150円、+18.2%) ストップ高
ソケッツ <3634> [東証S]がストップ高。27日の取引終了後、クッキーレス感性ターゲティング広告サービス「Trig’s」の商用サービスを開始したと発表しており、これが好感された。同サービスは、クッキーを利用することなく、インターネットメディアを通じて情報に接している人の感情や感性を人工知能(AI)で推測し、関連情報や関連広告を表示する世界的にも先進的な取り組み。まずは集英社(東京都千代田区)webメディア9媒体と連携するが、連携メディアは順次拡大される予定。なお、23年3月期業績予想は現時点では変更はないという。
■バーチャレク <6193> 1,205円 (+169円、+16.3%)
バーチャレクス・ホールディングス <6193> [東証G]が4日続急騰。27日の取引終了後、三井不動産 <8801> [東証P]グループのShareTomorrowが運営するシェアリング商業プラットフォーム「MIKKE!(ミッケ)」事業向けに、最適化AIプラットフォーム「TENKEI」のエンジンを提供したと発表しており、これが材料視されたようだ。TENKEIは、バーチャレクスグループのバーチャレクス・コンサルティングとタイムインターメディアが開発・導入を行うもの。MIKKE!を利用する出店者に対して最適な出店スケジューリングを行うツールとして同エンジンが採用されたという。
■ソフトフロン <2321> 97円 (+13円、+15.5%)
ソフトフロントホールディングス <2321> [東証G]が急反騰で、一時3月28日につけた年初来高値110円にツラ合わせした。同社は27日取引終了後に、これまで非開示としていた23年3月期通期の連結業績予想を公表。営業損益の見通しを3000万円の黒字(前期は1700万円の赤字)としていることが好感されたようだ。売上高は前期比2.1倍の8億円を見込む。同社は既存事業の再構築と事業基盤の強化、財務基盤の充実と戦略的な投資計画の実行、資本・業務提携、M&Aによる業容の拡大に取り組んでおり、業績はそれらの実施時期・状況によって大きく変動することから未定としていた。また、子会社のサイト・パブリスがコンテンツ・マネジメント・システムの新たな製品「SITE PUBLIS Connect(サイト パブリス コネクト)」を開発し、サービスの提供を開始することもあわせて発表。同製品は、さまざまなwebサイト/コンテンツ配信基盤の構築プロジェクトで、「低コスト」「短時間」での完成が実現可能になるとしており、販売開始は8月を予定している。
■パス <3840> 76円 (+10円、+15.2%)
パス <3840> [東証S]が急反騰。化粧品を軸に通販事業に特化し経営再建を図っている。27日取引終了後、同社が北海道医療大学と共同研究している「微細藻類由来フコキサンチンによる大腸がん化学予防」の実験結果第1弾として、モデルマウスへの抗がん効果を確認したことを発表、これを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけた。ここ時価総額の小さい低位株が物色人気を博しているが、株価100円未満の同社株もその流れに乗る形。時価総額は前日終値換算で30億円弱と小型であり、短期値幅取りを狙った買いを呼び込んだ。
■ロードスター <3482> 1,986円 (+200円、+11.2%)
東証プライムの上昇率3位。ロードスターキャピタル <3482> [東証P]が急反騰、急勾配の上昇トレンドを形成し、約2ヵ月半ぶりに上場来高値を更新した。ここ不動産セクターの中小型株に投資資金の攻勢が顕著となっている。同社株はその先導役として存在感を示している。同社は不動産流動化ビジネスを手掛けるが、旺盛な個人投資家の投資意欲を背景に業績は好調に推移、22年12月期の営業利益は前期比27%増の71億5400万円と大幅な伸びを見込んでいる。PERは最高値圏にありながら依然として7倍前後と割安感が強い。24年12月期に売上高300億円(前期実績179億円)、税前利益100億円(同50億円)を数値目標とする中期経営計画を掲げており、これも投資マネーの食指を動かしたようだ。
■チェンジ <3962> 2,166円 (+208円、+10.6%)
東証プライムの上昇率4位。チェンジ <3962> [東証P]が4日続急騰し、年初来高値を更新した。SBIホールディングス <8473> [東証P]が27日の取引終了後、同社株を追加取得し持ち分法適用関連会社化すると発表しており、これが好感された。両社は3月4日に資本・業務提携を発表し、SBIHDがチェンジの議決権所有割合の19.81%を保有する筆頭株主となっていたが、追加取得により20.13%に引き上げられる。チェンジにとっては、持ち分法適用関連会社化により信用力が増すなどのメリットが考えられ、これが好感されたようだ。
■シンワワイズ <2437> 1,671円 (+140円、+9.1%)
Shinwa Wise Holdings <2437> [東証S]が3連騰、上げ足が一段と加速した。今月10日から増し担保規制などの信用規制の対象となっているが、今月下旬を境に一気に噴き上げる格好となっている。美術品公開オークションの企画・運営で業界トップの実績を有し、NFTアートオークションを開催し成功を収めるなど、メタバース分野への展開にも意欲的だ。子会社を設立して積極的な取り組みをみせている、エドバース事業にマーケットの関心が高い。株式需給面では外資系などを中心とした貸株調達に伴う空売りが急増していることで、これを足場に踏み上げ相場突入の様相となった。
■しまむら <8227> 11,850円 (+910円、+8.3%)
東証プライムの上昇率8位。しまむら <8227> [東証P]が4日続急伸。27日の取引終了後に23年2月期第1四半期(2月21日-5月20日)決算を発表。営業利益が前年同期比12.3%増の146億1500万円と好調な内容だったことから、これを好感した買いが入ったようだ。売上高は同4.8%増の1493億1900万円で着地した。自社開発ブランドやサプライヤーとの共同開発ブランドの品揃えを拡充したほか、インフルエンサー企画やキャラクター商品を積極的に展開したことが寄与し売り上げを伸ばした。また、効率的な在庫コントロールの実施や広告宣伝の取り組みも奏功した。
■バンクオブイ <4393> 3,145円 (+241円、+8.3%)
バンク・オブ・イノベーション <4393> [東証G]が急反発。28日午前11時30分ごろ、子会社が運営するマッチングアプリ「恋庭」がTBS系火曜ドラマ「ユニコーンに乗って」のアプリ監修として参加すると発表。これが材料視され、後場寄りから一気に水準を切り上げる展開となった。
■ベイカレント <6532> 37,000円 (+2,800円、+8.2%)
東証プライムの上昇率9位。ベイカレント・コンサルティング <6532> [東証P]が3日続急伸。総合コンサルティング会社として日本最大で、業績も大幅増収増益基調を続けている。株価は6月に入ってから、全体相場の下げに連動して大幅な調整を余儀なくされていたが、6月中旬以降はソーサーボトムを形成し、ここにきて戻り足を強めてきた。市場では「PERは30倍前後とやや割高だが、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)投資が活発化するなか、同社はそのニーズを取り込むことで業績成長路線を走っており、(指標面の割高感は)あまり気にならない。直近ではJPモルガンが27日付で新規にオーバーウェイトでフォローし、目標株価を4万6000円に設定したことでインパクトがあったようだ」(中堅証券ストラテジスト)としていた。
■東洋電 <6505> 981円 (+73円、+8.0%) 一時ストップ高
東洋電機製造 <6505> [東証S]が3日続急伸。同社は27日、2018年にJR東日本 <9020> [東証P]から受託した鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの機器製作、試験報告書の作成などに係る業務について同システムの納品を完了し、このほどJR東日本が実証実験を開始したと発表。このシステムは、18年に山梨県、鉄道総合技術研究所、JR東日本が締結した「鉄道用超電導フライホイール蓄電システムの技術開発に関する基本合意」に基づき、鉄道分野での世界初の実用化に向けて開発が進められたもの。同社は電力変換装置の設計製造を行うとともに、ミラプロ(山梨県北杜市)と連携し、システム構築の全体とりまとめを担っている。なお、フライホイール蓄電システムとは、装置の内部にある大型の円盤(フライホイール)を回転させることによって、回生電力を運動エネルギーとして貯え(充電)、必要に応じて運動エネルギーを再び電力に変換(放電)する仕組みとなっている。
■東電HD <9501> 550円 (+37円、+7.2%)
東京電力ホールディングス <9501> [東証P]が6日続急伸、上昇基調を強めた。経済産業省は27日、東電HD管内に出した電力需給逼迫注意報を28日も継続することを発表。猛暑が続くなか、今後も全国的に電力不足に対する懸念が取り沙汰されそうであり、同社株をはじめとする電力株には追い風材料となった。特に今は「脱炭素」という縛りがあるため、電力不足に対応した原発再稼働に向けた議論につながっていく可能性が意識され、世界最大級の柏崎刈羽原発を有する同社株は、そのシンボルストック的な位置づけで注目されやすい。
■ワイエイシイ <6298> 1,770円 (+117円、+7.1%)
ワイエイシイホールディングス <6298> [東証P]が3日続急伸。28日午前10時ごろ、新製品開発の進捗状況に関する報告動画をアップし、なかで「アルツハイマー型認知症早期発見装置」について、高感度デジタルバイオ測定技術を活用してアルツハイマー型認知症の疾病マーカーの一つである血中アミロイドβ40 の測定に成功したと発表しており、これが好材料視されたようだ。同社では量産試作機を23年3月をメドに発表するとしている。また、同じく開発中のマグネシウム電池について、4月以降ユーザーフィールドテストからフィードバックをもとに量産製品の開発設計を進めているとしている。
■きずなHD <7086> 1,996円 (+116円、+6.2%)
きずなホールディングス <7086> [東証G]が4日続急伸。27日の取引終了後、集計中の22年5月期連結業績について、売上高が92億円から92億7000万円(前の期比15.4%増)へ、営業利益が10億円から10億7000万円(同46.0%増)へ、純利益が4億8000万円から5億7500万円(同60.2%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。新型コロナウイルス感染症の影響長期化に伴い、葬儀単価が予想を下回る一方、広告宣伝投資の積極化などにより葬儀件数は計画を上回ったことが要因。また、内製化をはじめとしたコスト抑制や人員採用の遅れなども寄与した。
■MTI <9438> 502円 (+26円、+5.5%)
エムティーアイ <9438> [東証P]が4日続急伸し、底値離脱の動きをみせた。同社とグループ会社のカラダメディカは28日、丸紅 <8002> [東証P]と新会社「LIFEM(ライフェム)」を設立すると発表しており、これが好感されたようだ。設立予定日は7月1日。女性が抱える健康課題をテクノロジーで解決するフェムテックの知見やノウハウを活用して連携を強めることで、働く女性の健康課題改善を企業が支援する体制の構築を推進し、誰もが働きやすい社会を実現するとしている。
■オプテクスG <6914> 2,161円 (+87円、+4.2%)
オプテックスグループ <6914> [東証P]が大幅高で3日続伸。28日正午ごろ、高速LTEの一部周波数帯域を利用する通信規格であるLTE-Cat M1(LTE-M)を採用した IoT無線ユニット「マルチコンバーター OWU-300Mシリーズ」の販売を開始したと発表しており、これが好感された。新製品は、LTE-Mの採用でより広域の通信に対応するだけでなく、3チャンネルの同時接続を可能とするなど、現場の細かな要求に応えるスペックを備えているのが特徴。同社のIoT無線ユニットは、既設のセンサーやスイッチを接続するだけでIoT化し、遠隔地からのセンサーデータや稼働状況の簡易モニタリングを可能にする製品で、同社では同製品を活用した自治体や設備管理者向けのDX推進セミナーも開催し、モノ・コトの両面から現場課題の解決を支援するとしている。
※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
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