ＨＩＯＫＩ、上期経常を一転15％増益に上方修正・最高益、通期も増額、配当も20円増額

　ＨＩＯＫＩ <6866> [東証Ｐ] が4月12日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益を従来予想の31.5億円→37億円(前年同期は32.3億円)に17.5％上方修正し、一転して14.5％増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の63億円→72億円(前期は59.9億円)に14.3％上方修正し、増益率が5.0％増→20.0％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　同時に、今期の上期配当を従来計画の70円→80円に増額し、下期配当も従来計画の70円→80円に増額修正した。年間配当は160円(前期は165円)となる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の主要顧客であります自動車及び電子部品業界では設備投資が積極的に行われており、バッテリー、モーター、電子部品関連の計測器の需要が引き続き高い水準で推移し、受注高が伸長しております。半導体等の部品需給逼迫による生産への影響を受けてはいるものの、社内体制の強化を進め対応してまいります。世界経済は先行き不透明な状況が続いておりますが、前回公表した業績予想を上回る見込みとなったためこれを修正いたします。

　　連結業績予想の修正に記載いたしましたとおり、前回予想より利益が増加する見込みとなったため、第２四半期末配当を前回予想比10円増の80円に、期末配当を前回予想比10円増の80円に修正し、年間配当金を1株当たり160円とする予定であります。