ＡＫＩＢＡ、今期経常を15％上方修正・24期ぶり最高益更新へ

　ＡＫＩＢＡホールディングス <6840> [東証Ｓ] が2月10日大引け後(16:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比60.5％増の7.5億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の7.4億円→8.5億円(前期は7.1億円)に14.9％上方修正し、増益率が4.1％増→19.5％増に拡大し、24期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.1億円→4.2億円(前年同期は5.2億円)に34.6％増額し、減益率が39.2％減→18.2％減に縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比18.2％増の3.3億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の7.0％→9.0％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　引き続き、PCメーカー向けのメモリ販売が低調であるため売上高は予想を下回る水準となりましたが、通信コンサルティング事業において利益率の安定している3Gから5Gへのマイグレーション工事など各種通信建設工事が順調に拡大していること、旅館事業がコロナ禍の影響から脱し、全国旅行支援の影響もあり好調に推移していること、並びに、当初想定していた投資の一部が当期中に実行されない見込みとなり、販管費が抑制されたことから、各段階利益とも前回予想を上回る見込みとなりました。