アルパインが新値追い、欧州メーカー向け純正品好調で１８年３月期業績予想を上方修正

　アルパイン<6816.T>が４連騰し連日の年初来高値更新となっている。３０日の取引終了後、１８年３月期の連結業績予想について、売上高を２５００億円から２６００億円（前期比４．９％増）へ、営業利益を６５億円から９０億円（同６０．４％増）へ、純利益を８億円から４８億円（同３８．１％減）へ上方修正しており、これを好感した買いが入っている。

　欧州自動車メーカー向け純正品販売が好調に推移したことや、固定費の削減効果などが売上高・利益を押し上げたという。また、想定した為替レートよりも円安に推移していることもプラスに働いており、想定為替レートを１ユーロ＝１１６円から１２７円に見直したことも寄与した（１ドル＝１０８円は据え置き）。

　なお、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高１２６２億６２００万円（前年同期比４．５％増）、営業利益３７億８５００万円（同２．９倍）、純利益２４億４００万円（前年同期２１億６００万円の赤字）だった。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）