ヨコオのニュース
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップしています。
ヨコオ <6800> 【 1→1】
「通期計画を中間時点に続き再度上方修正、21/3期は営業増益見通しに転じる」
3Q累計決算は上期中心にコロナ影響を受け営業利益は前年同期比3.4%減と微減益。ただし、(1)3Q(10-12月)単独では体質強化を図る中核の車載通信機器の採算改善が進み、同22.9%増の2桁営業増益となったこと、(2)米中貿易の影響等を受け受注が落ち込んでいた回路検査用コネクタの見通しが上向いたことなどから3Q累計決算公表時点で中間時点に続き通期計画を再度上方修正したこと、(3)計画上方修正により21/3期は営業増益見通しに転じたことなどがポジティブ。更にはTIWでは22/3期は21/3期から2桁営業増益を見込み、中期的にも堅調な業績展開を見込むことなどから投資評価は「1」を維持する。
予想ROE:11.5% PBR:2.2倍、来期予想PER:15.4倍、来期予想EPS成長率:36%株価(3/19終値):3,065円
Fモデルによる理論株価:3,525円(3月18日by高田悟)
イチネンホールディングス <9619> 【 1→1】
「3Qは大幅営業増益、通期営業利益計画の87.6%を遂行、計画据え置きは保守的」
3Q累計決算では採算の高いケミカル事業とパーキング事業でコロナ影響を強く受けた。しかし、中核の自動車リース関連事業を中心とした他事業の好調で補い3Q累計で前年同期比16.4%増の2桁営業増益、3Q単独では同48.1%増の大幅営業増益を確保したことが評価できる。21/3期計画は減益見通しが据え置かれているがTIWでは計画上振れを予想、連続で増益確保を見込む。更には22/3期以降も堅実な業績展開を想定しており、こうした中、実績PBR1倍割れなど株価指標面にも割安感があり、足元堅調な株価には更に上昇余地があるとみるため投資評価は「1」(Buy)を維持する。
予想ROE:7.8% PBR:0.9倍、来期予想PER:7.6倍、来期予想EPS成長率:60%株価(3/19終値):1,461円
Fモデルによる理論株価:1,976円(3月19日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出しております。(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)
〔 http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw 〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、レポート発行時に算出した値です。
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