パイオニアが小動き、大規模災害時のプローブ情報活用で注目

　パイオニア<6773.T>が小動き。同社はこの日、特定非営利活動法人ＩＴＳ Ｊａｐａｎ（東京都港区）が大規模災害時に社会貢献活動として行う「乗用車・トラック通行実績情報」の集約・配信活動に参画し、同社の持つプローブ情報を災害時の活用のために提供することを発表した。
　プローブ情報とは自動車が走行した位置や車速などの情報を用いて生成された道路交通情報のことで、１台１台の自動車をセンサーとして活用し、リアルタイムに精度の高い膨大な量の情報を収集することが可能になる。同社は通信機能を搭載したカーナビゲーション経由で専用サーバーに集積したプローブ情報を独自に解析し、配信する情報ネットワークシステム「スマートループ」を活用する方針。株価への反応は薄いが、大規模災害対策で同社の技術が注目されそうだ。

パイオニアの株価は１３時２８分現在２１６円（▼２円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）