富士通ゼ、今期経常を10％下方修正

　富士通ゼネラル <6755> [東証Ｐ] が3月22日大引け後(16:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の200億円→180億円(前期は114億円)に10.0％下方修正し、増益率が75.4％増→57.9％増に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の121億円→101億円(前年同期は59.6億円)に16.4％減額し、増益率が2.0倍→70.9％増に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の連結業績予想につきましては、海外向け空調機において、欧州向けでは販売上積みが期待できるものの、北米、オセアニア、インド向け等では、市況や天候要因により販売の伸びがスローダウンしていることから、売上高は前回予想を下回る見通しです。　損益につきましては、経費削減・費用効率化に努めるものの、売上予想の見直しおよび国内連結子会社に係るのれんの減損損失の計上により、各利益とも前回予想を下回る見通しです。　通期の個別業績予想につきましては、主に海外向け空調機の販売拡大により、売上高が前期実績を大きく上回る見通しです。　・特別損失の計上　紫外線照射装置事業を手がける当社の国内連結子会社において、外部環境の変化等を踏まえ、同社の今後の事業計画を見直した結果、当初想定されていた収益が見込めなくなったため、第４四半期連結会計期間において、同社に係るのれんの減損損失約15億円を特別損失として計上する見込みです。 　また、上記に伴い、当社は個別決算において関係会社株式評価損約24億円を特別損失として計上する見込みです。なお、個別決算における関係会社株式評価損は連結決算上消去されるため、 連結業績に与える影響はありません。