2016年リオネジャネイロ・ブラジル五輪あたりから本格化する4K、8K放送にシャープ<6753>技術が生きる
シャープは液晶パネルで定評のある会社ですね。
その技術力が高く評価され、製品として開花した時期がありましたが、あまりにその時の成功体験が強烈過ぎて、経営資源を偏らせすぎた結果、その弊害が出て目下、再建中でもあります。
目下の事業内容は2つの柱で構成されており、民間消費財とB to Bのビジネス商材に分かれます。
●製品製造部門
液晶テレビ、加湿空気、空気清浄機、冷蔵庫、電子レンジ、エアコンなどの家電や住宅用太陽光発電システム、携帯電話やタブレット端末などの小型精密機器、複合機、電子レジスタなどを製造しています。
●デバイス製造部門
フラッシュメモリ、光通信用部品などの各種電子部品を製造しています。
さて、今回注目した理由は同社が開発に取り組む8Kテレビの将来性からです。
総務省が2013年5月31日に開催した「放送サービスの高度化に関する検討会」で、次世代の高画質放送に関する具体的なスケジュールがまとめられました。それを受けて2014年6月2日から次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)によって、フルハイビジョンの4倍の画素数となる「4K」放送が124/128度CSデジタル放送の4K専門チャンネル「Channel 4K」(無料チャンネル)にて試験放送中です。
シャープのホームページでは対応受像機によるスカパーでの視聴を案内しています。それによると「AQUOS 4Kレコーダー」<TU-UD1000>、スカパー!ICカード、スカパー!プレミアムサービス対応アンテナと、視聴申込(無料)があれば高品質放送を見ることができます。
なお、NHKでは2016年のブラジル・オリンピック年からより高画質なスーパーハイビジョン「8K」放送を実施予定で、2020年の東京五輪には商用サービスを本格化する予定です。
4K、8K関連で先行するシャープではデモンストレーション・イベント等でどんな映像が見られるかの紹介を既に始めています。
この8K画像技術。テレビ放送に関して、一般消費者の感想は様々です。しかし、8K技術は東京五輪だけでなく、医療用、宇宙防衛用にも汎用性を持つと思います。シャープには現在のところ、冒頭でご案内した通り、さまざま経営課題は残されていますが、長いスパンで見た場合、こうした先端技術が同社の株価の伸びにブラスに働くと思います。
そこで、いくらで買い、いくらで売るのかの作戦例を考えてみましょう。
●買値目標
300円前後 310~330円の間であれば買えそうですね。
300円前後としたのは、安値で300円以下があれば追加で買いたいという点からです。
●売値目標
まずは小幅ですが350~380円前後で利益確定もヨシ!ではないかと思います。
1年以上時間をかける場合は復配達成と少なくとも600円台回復を期待したいところです。
途中、売ったり買ったりしながらその価格までは見届けたいものですよね。
それ以上の上値も期待したいところですが、それについてはまたの機会に寄稿したいと思います。
その技術力が高く評価され、製品として開花した時期がありましたが、あまりにその時の成功体験が強烈過ぎて、経営資源を偏らせすぎた結果、その弊害が出て目下、再建中でもあります。
目下の事業内容は2つの柱で構成されており、民間消費財とB to Bのビジネス商材に分かれます。
●製品製造部門
液晶テレビ、加湿空気、空気清浄機、冷蔵庫、電子レンジ、エアコンなどの家電や住宅用太陽光発電システム、携帯電話やタブレット端末などの小型精密機器、複合機、電子レジスタなどを製造しています。
●デバイス製造部門
フラッシュメモリ、光通信用部品などの各種電子部品を製造しています。
さて、今回注目した理由は同社が開発に取り組む8Kテレビの将来性からです。
総務省が2013年5月31日に開催した「放送サービスの高度化に関する検討会」で、次世代の高画質放送に関する具体的なスケジュールがまとめられました。それを受けて2014年6月2日から次世代放送推進フォーラム(NexTV-F)によって、フルハイビジョンの4倍の画素数となる「4K」放送が124/128度CSデジタル放送の4K専門チャンネル「Channel 4K」(無料チャンネル)にて試験放送中です。
シャープのホームページでは対応受像機によるスカパーでの視聴を案内しています。それによると「AQUOS 4Kレコーダー」<TU-UD1000>、スカパー!ICカード、スカパー!プレミアムサービス対応アンテナと、視聴申込(無料)があれば高品質放送を見ることができます。
なお、NHKでは2016年のブラジル・オリンピック年からより高画質なスーパーハイビジョン「8K」放送を実施予定で、2020年の東京五輪には商用サービスを本格化する予定です。
4K、8K関連で先行するシャープではデモンストレーション・イベント等でどんな映像が見られるかの紹介を既に始めています。
この8K画像技術。テレビ放送に関して、一般消費者の感想は様々です。しかし、8K技術は東京五輪だけでなく、医療用、宇宙防衛用にも汎用性を持つと思います。シャープには現在のところ、冒頭でご案内した通り、さまざま経営課題は残されていますが、長いスパンで見た場合、こうした先端技術が同社の株価の伸びにブラスに働くと思います。
そこで、いくらで買い、いくらで売るのかの作戦例を考えてみましょう。
●買値目標
300円前後 310~330円の間であれば買えそうですね。
300円前後としたのは、安値で300円以下があれば追加で買いたいという点からです。
●売値目標
まずは小幅ですが350~380円前後で利益確定もヨシ!ではないかと思います。
1年以上時間をかける場合は復配達成と少なくとも600円台回復を期待したいところです。
途中、売ったり買ったりしながらその価格までは見届けたいものですよね。
それ以上の上値も期待したいところですが、それについてはまたの機会に寄稿したいと思います。