エレコム（6750）高値更新が射程圏に：日本証券新聞 伊藤 明

増益基調を維持

エレコム　日足一目均衡表出所：日本証券新聞Digitalテクニカルチャート

【最高益更新】
ＰＣ周辺機器のファブレスメーカー。前3月期はウィンドウズ切り替え需要を追い風に最高益更新。今期予想は現時点では非開示だが、新型コロナウイルスの感染拡大以降の足元では、テレワーク・遠隔授業・遠隔診療などの需要増により受注好調の模様。テレワークに絡んだ周辺機器のヘッドセット、ウェブカメラなどのほか、次亜塩素酸水や噴霧器の販売をはじめ、繁忙状態が継続している。

【GIGAスクール構想】
足元ではＢtoＢビジネスは新型コロナウイルスの影響を受けているようだが、小中学生１人１台端末および高速大容量の通信ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」も追い風に、今期も増益基調を維持

【レーティング】
好調な業績を受けて、岩井コスモ証券では投資判断をを「やや強気」B＋を継続。ターゲットプライスを4,200円から4,900円へと引き上げている。

【テクニカル】
堅調な業績を受けて上昇基調。1月22日高値4,755円も目前で、5月21日にはザラ場で4,735円を付ける場面も。信用倍率は1.08倍と取り組み妙味も。