ＫＩＨＤが急反落、航空機シート事業特損計上で１５年９月期最終損益予想を赤字に修正

　ＫＩホールディングス<6747.T>が急反落。２３日の取引終了後、１５年９月期の連結業績見通しについて、最終損益を従来予想の４０億円の黒字から２億円の赤字（前期３９億３７００万円の黒字）へ下方修正したことが嫌気されている。航空機シート事業にかかる特別損失の計上などで減額したという。一方、売上高は従来予想の５６５億円（前期比０．９％増）を据え置き、営業利益は原価低減や経費削減で６２億円から７０億円（前期比０．３％減）へ上方修正している。
　同時に発表した第２四半期累計（１０～３月）決算は売上高３０５億７８００万円（前年同期比５．４％減）、営業利益４４億８９００万円（同７．４％減）、最終損益１０億９３００万円の赤字（前年同期３２億３９００万円の黒字）だった。鉄道車両機器が国内・中国向けで売上高が減少したほか、電機機器部門の照明や交通システムの各部門でも売上高が減少したことなどから減収、営業減益を余儀なくされた。

ＫＩＨＤの株価は９時２１分現在５１６円（▼２４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）