大同信、前期経常を2.1倍上方修正

　大同信号 <6743> [東証２] が5月12日大引け後(15:00)に業績修正を発表。21年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円→19億円(前の期は23.7億円)に2.1倍上方修正し、減益率が62.0％減→19.8％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.3億円→15.3億円(前年同期は18.6億円)に2.9倍増額し、減益率が71.3％減→17.6％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　1.連結業績 通期業績予想につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響長期化に鑑み、厳しい経営環境を見込み、売上高及び利益の減少を見込んでおりましたが、売上高につきましては、主要顧客である鉄道事業者向け信号機器類の売上が安定的に確保できたことで、前回発表予想を上回る見込みとなりました。損益につきましては、システム関連製品の売上が年度後半に増加したこと等が利益確保につながり、あわせて、品質管理体制の強化及び経費節減への取り組みも奏功し、当初想定を上回る見込みとなりました。2. 個別業績 個別業績予想につきましては、概ね連結業績予想の修正と同様の理由によるものです。　（注）上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報から得られた判断に基づいており、実際の業績 等は、様々な要素により記載の予想数値とは異なる結果となる可能性があります。 以　上