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<動意株・9日>(大引け)=SANKYO、宮地エンジ、日本CMKなど

配信元:みんかぶ
著者:MINKABU PRESS
投稿:2022/02/09 15:05
<動意株・9日>(大引け)=SANKYO、宮地エンジ、日本CMKなど  SANKYO<6417.T>=急伸。8日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、売上高を730億円から836億円(前期比43.8%増)へ、営業利益を89億円から205億円(同3.1倍)へ、純利益を66億円から172億円(同3.0倍)へ上方修正したことが好感されている。第2四半期に投入した「フィーバー 機動戦士ガンダムユニコーン」、第3四半期に投入した「新世紀エヴァンゲリオン ~未来への咆哮~」の両タイトルがパチンコ市場を牽引する好調な稼働を見せたことを受けて、パチンコ機の販売予想台数を従来の15万4000台から16万3000台へ引き上げたことなどが要因としている。

 宮地エンジニアリンググループ<3431.T>=昨年来高値を一気に更新。8日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業利益を45億円から54億円(前期比1.8%減)へ、純利益を27億円から30億円(同21.2%減)へ上方修正し、あわせて80円を予定していた期末一括配当予想を140円(前期80円)へ引き上げたことが好感されている。新型コロナウイルス感染症の影響で事業環境は厳しい状況にあるものの、首都圏でターミナル駅の再開発や連続立体交差事業、大型跨線橋やJR・私鉄各社の高架化、改築工事などを中心に数多くの計画が予定されていることから、売上高は600億円(前期比8.6%増)の従来見通しを据え置いた。ただ、工場の生産性向上、現場工事の採算性向上、働き方改革による事務効率化などの取り組みを積み上げたことが利益を押し上げるとしている。

 日本CMK<6958.T>=ストップ高。同社は自動車業界を主要顧客とするプリント配線板の最大手で、好調な自動車販売を背景に車載向けプリント配線板が想定を上回る伸びを示しており、収益を押し上げている。8日取引終了後に22年3月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の18億円から28億円(前期は16億7600万円の赤字)に大幅増額しており、これがポジティブサプライズとなった。また、今期は5円復配を計画しているが、依然としてPBRは0.6倍台と1株純資産を大幅に下回った株価水準にあり、指標面からの見直し余地も物色人気を助長しているようだ。

 理経<8226.T>=商い膨らませ急動意。一時20%を超える上昇で一気に300円台に乗せる場面があった。同社は情報関連機器の輸入商社で電子機器や半導体などを手掛けるが、衛生通信ビジネスに強みを持っており、宇宙開発関連の一角としても注目度が高い。8日取引終了後にクラウドサービスを展開するソリューション会社オーイーシー(大分市)と戦略的業務提携したことを発表、これが手掛かり材料に物色人気が集中している。オーイーシーとは低軌道衛星ビジネスと宇宙VRへの取り組みなどで協業する計画にあり、業容拡大への期待が投資資金の食指を動かした。

 アクセル<6730.T>=マド開けて大幅高。一時13%を超える上昇で1200円台まで一気に駆け上がった。8日取引終了後に発表した22年3月期第3四半期(21年4~12月)の決算は、営業利益が前年同期比3.1倍の9億4900万円と急拡大、通期計画の7億7000万円を大幅に超過したことでポジティブサプライズとなった。遊技機向け音源用LSIのファブレスメーカーだが、昨年5月に施行された改正規則附則に伴い、新機種への入れ替え特需が発生し、業績押し上げ効果をもたらしている。株価は年初に1249円の昨年来高値を形成後に調整局面にあったが、その更新も視界に入ってきた。

 ジェイリース<7187.T>=7日ぶり大幅反発。同社は8日取引終了後に、22年3月期通期の連結業績予想と配当計画を上方修正。営業利益の見通しを前期比2.0倍の19億3000万円(従来予想は16億6000万円)に引き上げたほか、期末配当を従来計画比10円増額の25円(中間配15円をあわせた年間配当は40円)とする方針を示したことが好感されているようだ。売上高の見通しも同20.8%増の91億8000万円(従来予想は90億円)に上方修正。賃貸物件の流動性向上及び不動産オーナーのリスク回避意識の高まりを背景に事業用賃料保証が伸長していることや、住居用賃料保証も外部企業との提携による営業ネットワークの拡充や顧客ニーズに対応した商品ラインアップの強化などから堅調に推移していることが主な要因だとしている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS
配信元: みんかぶ
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