ＭＣＪが新値街道、業績好調、９月中間期末を前に株式需給面での思惑も

　ＭＣＪ<6670.T>が３日続伸、新値街道を走る展開となっている。パソコンの受注生産を手掛けるが、１４年４～６月期は営業利益段階で前期比３．２倍となる１９億３１００万円と高変化を示しており、通期計画の４１億３５００万円に対し進捗率は４６．７％に達している。株主還元に積極的で配当は連続増配を指向。１５年３月期は前期比３円弱の増配となる８円４８銭を計画、時価は２．２％の配当利回りを確保している。旧村上ファンドの流れを汲み“物言う株主”として注目される投資会社レノが同社の大株主に入っていたが、８月に入り保有株式を減らす動きにある。「それに先立ってＭＣＪは６月２７日の株主総会で買収防衛策の廃止を決定していることで、９月中間期末を前にレノからの玉移動思惑が浮上している」（国内投資顧問会社）ことも株高の背景にあるようだ。

ＭＣＪの株価は１０時４１分現在３８４円（△１７円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）