1,611円
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■ユシロ <5013> 1,475円 (+300円、+25.5%) ストップ高
ユシロ化学工業 <5013> [東証S]がストップ高。前週末4日の取引終了後、24年3月期連結業績予想について売上高を515億円から518億円(前期比10.7%増)へ、営業利益を20億2000万円から28億9000万円(同2.8倍)へ上方修正すると発表。これを好感した買いが膨らんだ。主要顧客である自動車メーカーや部品メーカーの 半導体不足による影響が徐々に縮小し、北米地区を中心に順調に回復していることが要因。あわせて中間15円・期末25円の年40円としていた配当予想を、中間20円・期末35円の年55円へ引き上げた。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高124億3500万円(前年同期比21.5%増)、営業利益6億8600万円(同3.5倍)だった。
■富山第一銀 <7184> 855円 (+150円、+21.3%) ストップ高
東証プライムの上昇率トップ。富山第一銀行 <7184> [東証P]がストップ高。前週末4日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算の発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを43億円から50億円(前期比18.9%増)に上方修正した。年間配当予想も20円から24円(同4円増配)に引き上げており、これらが株価の刺激材料となった。今期の経常利益は64億円から80億円(同26.5%増)に修正した。有価証券関係損益の増加が当初の予想を上回る見込みとなった。第1四半期の連結決算は、最終利益が前年同期比48.5%増の34億5000万円だった。貸出金利息と株式等売却益が増加したほか、国債等債券償還損が減少した。
■アテクト <4241> 659円 (+100円、+17.9%) ストップ高
アテクト <4241> [東証S]がストップ高。前週末4日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比71.1%増の1億200万円だった。通期の計画に対する進捗率は68%に上り、業績予想の上方修正を期待した買いが入ったようだ。売上高は同14.8%増の8億6400万円だった。半導体資材事業ではサプライチェーン上の在庫調整による大規模な減産が解消し販売数量が大きく伸長。同事業の売上高は同26.8%増の3億4900万円と大幅な増収となった。
■焼津水化 <2812> 992円 (+150円、+17.8%) ストップ高
焼津水産化学工業 <2812> [東証S]がストップ高。前週末4日の取引終了後、YJホールディングス(HD、東京都千代田区)が焼津水化に対し、1株1137円でTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。完全子会社化を目的とする。焼津水化はTOB価格にサヤ寄せをする展開となった。買い付け予定数は1144万2783株(下限762万8600株、上限設定なし)で、買い付け期間は7日から9月19日まで。TOB成立後、所定の手続きをもって同社株は上場廃止となる見込み。焼津水化はTOBに賛同を表明している。YJHDは、焼津水化の全株式の取得と所有を目的に設立され、国内で投資事業を展開するJ-STAR(東京都千代田区)の役職員が出資するJSHDが所有する。焼津水化は非公開化後、海外展開の加速や、業界再編(M&A)によるスケールメリットの享受などを狙う。東京証券取引所は4日、焼津水化を監理銘柄(確認中)に指定した。
■ヤマシン―F <6240> 338円 (+43円、+14.6%)
東証プライムの上昇率3位。ヤマシンフィルタ <6240> [東証P]が続急騰。前週末4日に発表した24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比3.2%増の43億200万円、経常利益が同66.1%増の9500万円だった。株価は直近で底ばいの動きとなっていた。経常増で着地したことをきっかけに、短期の値幅取りを狙った投資家の資金が流入したようだ。北米を中心に建機市場が堅調に推移したことが寄与した。ビル空調用のフィルター交換需要の増加も収益を押し上げる要因となった。
■栗本鉄 <5602> 2,835円 (+317円、+12.6%)
東証プライムの上昇率4位。栗本鐵工所 <5602> [東証P]が3日続急騰。前週末4日の取引終了後、取得総数30万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.45%)、取得総額7億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、経常利益が前年同期比75.2%増の12億5200万円と大幅な増益だった。好決算と株主還元姿勢を評価した買いが集まった。自社株の取得期間は7日から12月22日。また、8月31日に30万株の自己株消却を実施する予定。4-6月期の売上高は同10.8%増の277億2700万円だった。ライフライン事業と機械システム事業が増収増益となった。
■グローリー <6457> 3,216円 (+331.5円、+11.5%)
東証プライムの上昇率5位。グローリー <6457> [東証P]が4日ぶり急反騰。前週末4日の取引終了後、24年3月期連結業績予想について売上高を3350億円から3450億円(前期比34.8%増)へ、営業利益を350億円から400億円(前期5億2200万円)へ上方修正すると発表。これを好感した買いが入った。新紙幣発行に伴う更新需要や改造作業の実施件数が想定より増加する見通しであることに加え、生産の回復に伴い製品出荷が進むことが業績を押し上げる。また、スマート遊技機向けカードシステムへの堅調な需要の継続が見込まれることも寄与する。同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高696億8000万円(前年同期比31.5%増)、営業利益41億5000万円(前年同期9億8600万円の赤字)だった。
■オカモト <5122> 4,365円 (+420円、+10.7%)
東証プライムの上昇率8位。オカモト <5122> [東証P]が続急騰。前週末4日の取引終了後、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しを51億円から61億円(前期比24.7%増)に上方修正したことが株価の支援材料となった。売上高は1000億円から1015億円(同2.4%増)に見通しを引き上げた。国内経済の緩やかな回復とともに、想定を上回る円安の影響を業績予想に織り込んだ。4-6月期の売上高は前年同期比12.1%増の252億800万円、最終利益は同68.5%増の27億4000万円だった。
■アステラス <4503> 2,191円 (+200円、+10.1%)
東証プライムの上昇率9位。アステラス製薬 <4503> [東証P]が4日ぶり急反騰。7日、地図状萎縮(GA)を伴う加齢黄斑変性(AMD)の治療薬として開発中の「アイザーヴェイ」について、米食品医薬品局(FDA)から承認を取得したと発表しており、業績の上振れを期待した買いを誘発したようだ。今回の取得承認は、GAを伴うAMD患者を対象にアイザーヴェイを毎月2ミリグラムずつ硝子体内に投与し、安全性と有効性を評価した2つの試験結果に基づくもの。投与後12ヵ月時点で、GAの進行速度を統計学的に有意に抑制することが示された。24年3月期の連結業績の影響は精査中としている。
■日触媒 <4114> 5,834円 (+528円、+10.0%)
東証プライムの上昇率10位。日本触媒 <4114> [東証P]が5日ぶり急反騰。7日、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算発表にあわせ、上期(4-9月)の業績予想を見直した。営業利益はこれまでの80億円から100億円(前年同期比42.3%減)に見通しを引き上げており、これをポジティブに受け止めた買いが入ったようだ。上期の売上高の見通しは2050億円から1900億円(同13.5%減)に引き下げた。生産・販売数量の減少や、原料価格の下落に伴う在庫評価差損の発生を見込む半面、円安の進行などを背景に、交易条件は改善。スプレッドの拡大を予想する。もっとも海外市況や原料価格など先行きには不透明な要素が多いとして、通期の業績予想は据え置いた。
■ノリタケ <5331> 5,940円 (+530円、+9.8%)
ノリタケカンパニーリミテド <5331> [東証P]が4日ぶり急反発。同社は4日取引終了後、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比6.2%増の23億4700万円となり、上半期計画38億円に対する進捗率が61.8%となっていることが好感されたようだ。売上高は同3.9%増の334億6300万円で着地。エンジニアリング事業で主力の乾燥炉及び焼成炉が、リチウムイオン電池及び電子部品分野向けに堅調だったことなどが寄与した。なお、上半期及び通期の業績予想は従来計画を据え置いている。
■ユニチャーム <8113> 5,720円 (+444円、+8.4%)
ユニ・チャーム <8113> [東証P]が3日続急伸。前週末4日の取引終了後に発表した1-6月期(上期)決算は、売上高が前年同期比7.7%増の4539億3700万円、純利益が同9.1%増の346億6700万円だった。堅調な業績を評価した買いが入り、上げ足を強めた。大人用排泄ケア用品やフェミニンケア関連商品を手掛けるパーソナルケア部門は、中国をはじめとするアジア地域の需要を捉え堅調に推移。ペットケア部門は価格転嫁の進展などが寄与し、大きく収益を伸ばした。通期見通しに変更はない。
■合同鉄 <5410> 4,250円 (+330円、+8.4%)
合同製鐵 <5410> [東証P]が続急伸。7日、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益の見通しをこれまでの85億円から105億円(前期比16.1%減)に引き上げたほか、年間配当予想も180円から前期比横ばいの200円に増額し、材料視されたようだ。売上高は2400億円から2300億円(同2.3%減)に予想を引き下げた。4-6月期において主原料である鉄スクラップ価格に調整が入ったことで、利益は当初の予想を上回る見込みとなった。配当予想は中間期末予想のみ増額し、期末配当予想は90円で据え置いた。
■MCJ <6670> 1,186円 (+90円、+8.2%)
MCJ <6670> [東証S]が4日ぶりに急反発。同社は8月4日大引け後に決算を発表、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比22.0%増の47.3億円に伸び、4-9月期(上期)計画の69億円に対する進捗率は68.6%に達し、5年平均の56.0%も上回ったことで好感されたようだ。
■丸大食 <2288> 1,669円 (+120円、+7.8%)
丸大食品 <2288> [東証P]が3日続急伸。同社が4日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4-6月)の決算発表は営業利益が9億7400万円(前年同期は3500万円の赤字)と急改善をみせており、これが株価を強く刺激する格好となった。対上期進捗率は97%に達した。製品値上げ効果による利益率の改善や、広告など販促費の抑制及び生産合理化努力などが寄与している。なお、通期営業利益は15億円(前期は14億円の赤字)を見込むが、一段の上振れも視野に入る。
■ニップン <2001> 2,010円 (+144円、+7.7%)
ニップン <2001> [東証P]が続急伸。2000円台に乗せ、2018年10月以来、4年10ヵ月ぶりの高値をつけた。前週末4日の取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算は、売上高が前年同期比14.4%増の986億3100万円、最終利益が同64.3%増の44億7900万円だった。最終利益の進捗率は中間期の計画(51億円)に対し約88%に上り、業績の上振れを期待した買いが集まったようだ。個人消費やインバウンド(訪日外国人)消費の回復に伴う需要の増加に加え、原材料などのコスト上昇を受けて段階的に実施した価格改定の効果が出た。冷凍食品の販売数量が伸びたほか、中食事業も堅調に推移した。
■ファンケル <4921> 2,563円 (+146円、+6.0%)
ファンケル <4921> [東証P]が続急伸。同社は8月4日大引け後に決算を発表、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比70.1%増の33.2億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の49億円に対する進捗率は67.9%に達し、5年平均の53.5%も上回ったことで好感されたようだ。
■福井コン <9790> 2,652円 (+145円、+5.8%)
福井コンピュータホールディングス <9790> [東証P]続急伸。同社は8月4日大引け後に決算を発表、24年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比26.9%増の14.2億円に伸び、4-9月期(上期)計画の27.7億円に対する進捗率は51.6%に達し、5年平均の41.4%も上回ったことで好感されたようだ。
■JINSHD <3046> 3,665円 (+195円、+5.6%)
ジンズホールディングス <3046> [東証P]が急反発。同社は8月4日大引け後に7月度の月次売上状況(速報)を発表しており、既存店売上高は前年同月比13.3%増と2ケタ増収となり、6カ月連続で前年実績を上回った。前年と比べてサマーセールは抑制しているものの、引き続き店頭での接客を強化したことにより、7月20日から全店で取り扱いを始めた「可視光調光レンズ」や、全43色のラインアップを取り揃えているファッションカラーレンズなどのオプションレンズの装着率が上昇。その結果、一式単価が大きく伸長したことが寄与した。なお、全店売上高は同15.2%増だった。
■ジェコス <9991> 951円 (+39円、+4.3%)
ジェコス <9991> [東証P]が3日ぶり大幅反発。建設仮設材リース会社で、JFE系の強みを生かし業界シェアトップ。建設機械のレンタルや工事なども幅広く展開している。国土強靱化政策を背景とした底堅い公共投資需要や民間の設備投資ニーズの回復が収益を押し上げている。24年3月期第1四半期(23年4-6月)は営業利益が前年同期比86%増の12億5300万円と絶好調。対上期(4-9月)進捗率は72%と高く上振れへの期待が高い。PBR0.5倍台で3.7%前後の高配当利回りも注目されている。
※7日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
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