ＩＤＥＣ、今期経常を一転19％減益に下方修正

　ＩＤＥＣ <6652> が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比24.3％減の37.1億円に減った。
　併せて、通期の同利益を従来予想の60億円→47.5億円(前期は58.4億円)に20.8％下方修正し、一転して18.8％減益見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の35.5億円→23億円(前年同期は24.2億円)に35.2％減額し、一転して5.0％減益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比14.5％減の12.6億円に減り、売上営業利益率は前年同期の9.8％→8.3％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　世界経済は、米中貿易摩擦の長期化の影響などから不透明な状況が続いており、中国や米国、欧州に加え日本においても、主力製品群の需要回復が予想以上に遅れるなど厳しい状況が続いております。また、海外子会社の再編に伴う費用等を計上したことなどから、2019年５月10日に公表いたしました2020年３月期通期連結業績予想を修正いたします。なお、今回の業績予想修正に伴う配当予想の修正はありません。期末配当金25円／１株、年間配当金50円／１株を予想しております。（注）本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が入手している情報および合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。