大泉製作所 [東証Ｍ] が11月13日大引け後(17:40)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比76.6％増の4.7億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の5.9億円→7.2億円(前期は4.5億円)に21.9％上方修正し、増益率が31.5％増→60.4％増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比36.8％増の2.5億円に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比62.6％増の2.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の5.3％→6.3％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、自動車部品事業分野及び空調・カスタム部品事業分野の売上が堅調な一方、光通信関連製品の売上増を見込んでいたエレメント部品事業分野において取引先の在庫調整等により需要拡大に遅れが生じていることから前回予想を下回る見込みです。営業利益につきましては、合理化による原価低減や販管費等の経費節減効果により前回予想を上回る見込みです。また、営業外損益につきましては、下期の為替水準についてやや保守的に見ておりますが、上期の為替差益（約84百万円）の影響により通期でも65百万円程度の為替差益を見込んでおります。 これらによりまして経常利益は前回予測を上回る見込みです。また、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても、前述の内容に税金費用を踏まえた結果、前回予想を上回る見込みとなりました。