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大阪9月限
日経225先物 39120 -420 (-1.06%)
TOPIX先物 2793.0 -36.0 (-1.27%)
日経225先物(9月限)は前日比420円安の3万9120円で取引を終了。寄り付きは3万9320円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9500円)を下回り、売りが先行した。現物の寄り付き時には3万9250円まで売られ、その後はショートカバーが優勢となり、前場中盤にかけて3万9640円とプラスに転じる場面もみられた。前場終盤は再びマイナス圏での推移となったが、3万9450円~3万9500円近辺での底堅さが意識されていた。
しかし、ランチタイムで3万9400円を割り込むと、後場の取引開始直後に下へのバイアスが強まり、3万9120円まで売られた。その後は3万9260円まで下げ渋る動きもみられたが、終盤にかけてロング解消の動きから一時3万9090円まで下げ幅を広げた。
アルファベット
トレンドが変化したきっかけとなったのが、円高の進行だった。ランチタイムで1ドル=155円10銭辺りまで円高が進み、ほどなくして154円台に突入した。日銀の金融政策決定会合、米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、日米金利差の縮小観測から持ち高の圧縮が入り、先回り的に先物主導でショートヘッジする動きもあったと考えられる。アドバンテストや東エレクは後場に入り下げに転じており、東証プライムの9割超の銘柄が値を下げた。
日経225先物は本日の下げで13週移動平均線(3万9150円)を割り込み、75日線(3万9080円)水準まで売られた。足もとの調整で意識されていた水準であり、いったんは調整一巡からリバウンドのタイミングである。ただし、主要企業の決算発表が本格化するなか、来週には日米金融イベントを控えていることもあり、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるだろう。26週線が位置する3万8870円辺りを試す動きも意識しておきたい。また、ボリンジャーバンドの-1σは75日線水準に位置しており、同水準を明確に下放れてくるようだと、-2σが位置する3万8000円処が射程に入ってくる。
NT倍率は先物中心限月で14.00倍に上昇。朝方は13.92倍まで低下する場面もみられたが、円高進行が重荷となるなか、TOPIX型のインデックス売りの影響が大きかったようだ。ただし、直近の保ち合いレンジ内での推移であり、持ち高調整の売りが優勢となるなかでは、スプレッド狙いの動きは限られている。
手口面(9月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が4万1523枚、ソシエテジェネラル証券が2万1193枚、サスケハナ・ホンコンが9812枚、SBI証券が4507枚、楽天証券が3618枚、バークレイズ証券が3294枚、JPモルガン証券が2199枚、野村証券が1702枚、日産証券が1661枚、松井証券が1549枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万4766枚、ソシエテジェネラル証券が2万1051枚、サスケハナ・ホンコンが5630枚、JPモルガン証券が4778枚、バークレイズ証券が4422枚、モルガンMUFG証券が3627枚、ビーオブエー証券が3503枚、ゴールドマン証券が2844枚、みずほ証券が1912枚、BNPパリバ証券が1909枚だった。
株探ニュース
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