西芝電、今期経常を一転赤字に下方修正、配当は3円を未定に変更

　西芝電機 <6591> [東証２] が7月31日大引け後(16:30)に決算を発表。19年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は3億2000万円の赤字(前年同期は1200万円の赤字)に赤字幅が拡大した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の5億円の黒字→1億6000万円の赤字(前期は5億3500万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　なお、4-9月期(上期)の業績見通しは引き続き開示しなかった。

　同時に、従来3円を計画していた期末一括配当を未定に変更した。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の-0.5％→-9.7％に急悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高につきましては、船舶用電機システムが前回予想値を下回る見通しです。損益につきましては、前回予想値を大幅に下回る見通しです。営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれにつきましても、主な要因は、(1)売上高の減少に伴う利益の減少、(2)本日（平成30年7月31日付）公表の「品質対応費用の計上に関するお知らせ」にありますとおり、発電機の一部案件で品質不適合が発生し、その対応に費用が発生したこと、(3)品質確保のために原価率が増加した物件があったこと、(4)船舶用電機システムにおいて利益率の低い物件が多かったこと、等によります。

　　 当社を取り巻く経営環境は依然として厳しいなか、先行きがさらに不透明な状況となったため、期末配当につきましては現時点では未定とさせていただきます。なお、今後の業績等を総合的に勘案し、見通しが得られ次第速やかにお知らせいたします。※１．本資料に記載されている業績見通し等の記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると判断する　　　 一定の前提に基づいており、実際の業績等は、今後さまざまな要因により異なる場合があります。※２．１株当たり当期純利益の計算につきましては、第１四半期累計期間の期中平均株式数によっております。