三桜工、今期経常を5.5倍上方修正、配当も8円増額

　三櫻工業 <6584> が2月12日大引け後(15:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比73.8％減の9.6億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の6億円→33億円(前期は47.2億円)に5.5倍上方修正し、減益率が87.3％減→30.2％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の29.8億円→56.8億円(前年同期は22.6億円)に90.4％増額し、増益率が31.8％増→2.5倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の7円→15円(前期は17円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の33.4億円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の3.3％→9.6％に急改善した。

株探ニュース