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船場のニュース
肝は業界の枠を越えた対話
「未来にやさしい空間を」のミッションのもと、空間づくりを手掛ける株式会社船場(本社:東京都港区、代表取締役:八嶋大輔、以下、船場)は、環境や社会などに配慮した「エシカルデザイン」の普及に向け、サーキュラーエコノミー型(循環型経済)の事業モデルへの転換を進めています。 約2年間かけて、施工現場における廃棄物の一次リサイクル率(※)を90%以上に高める仕組みを構築。創業76年の老舗企業でありながら、業界の枠を越えた新しいパートナーシップにより、資源循環型社会の実現に挑戦を始めています。 ※一次リサイクル率:現場排出時の分別率
背景
人々の生活スタイルや価値観の変化によって、オフィスや商業施設など様々な空間のあり方が変容しています。特に建築・内装業では老朽化した建物の建て替えや、目まぐるしく変わるニーズに対応する改装が増え、それらに伴う資源の消費や廃棄物の問題は深刻です。環境省によると、産業廃棄物の年間排出量37,056万トンのうち、建設系廃棄物の搬出量は約7,514万トンと約20%を占めています。
※環境省:令和4年度事業 産業廃棄物排出・処理状況調査報告書 令和3年度速報値
(https://prtimes.jp/a/?f=d52529-55-aa62c4b9f2a4d0853cf940e92fdfe1e0.pdf)
STEP1.全社を横断的に改革「ゼロウエイスト推進室」
船場は「気の合うエシカルな仲間たち(グッドエシカルカンパニー)」をビジョンに掲げ、2020年に全社を横断する「ゼロウエイスト推進室」を設置。まずは自社の施工現場にて排出している、年間約6000トンの建設系廃棄物について、それらの削減と一次リサイクル率90%超を目標に掲げ、社内外を巻き込むエシカルデザイン活動に舵を切りました。
STEP2.エシカルな仲間づくりは「サプライチェーン」全体との対話
エシカルデザイン活動を進める上で、不可欠となるのが、これまで分断されていたサプライチェーン上の業界をつなぐこと。
空間づくりにおいては、林業などの資源を生む一次産業から建材メーカーなどの製造業、建築・内装業や、廃棄物処理などのリサイクル業などです。そこで「つくる」「つかう」「すてる」など全ての工程に関わるパートナー企業と対話。各々が抱える課題を把握した上で、業務プロセスを柔軟に再考しました。「エシカル」を前提にすることで、新たなパートナーシップが進み、時代に合った企業間連携のネットワークの形成を進めています。
STEP3.各社との連携で現場リサイクル率90%超えを達成
2021年からは、企業間連携で取り組む資源循環型リノベーション(※)への挑戦がスタート。
その一つとして、現場で発生する「混合廃棄物」を削減するため、重点8品目の分別を実践。施工会社、解体会社、リサイクル会社、それぞれの立場で役割が分断されるなか、越境しながら対話を重ねることで、資材の調達から施工、リサイクルまでの連携を進め、各社との関係性を深めています。
船場では、全国の現場の「混合廃棄物」の発生量をリアルタイムで集計する仕組みをつくり、約2年かけて現場の管理・指導を進めました。その結果、廃棄物そのものの削減及び、一次リサイクル率90%超えを達成。次の挑戦として、分別・再資源化の詳細情報が可視化する仕組みを構築中です。
※資源循環型リノベーション「Circular Renovation(R)」:サプライチェーンを再構築し「つかう資源」と「すてる資源」を循環させ新たな価値を生み出すエシカルデザインのフレームワーク
>https://www.semba1008.co.jp/ja/release/news/news-20210312
STEP4.未来にやさしい素材「エシカルマテリアル」の研究開発
ゼロウエイストが進み、更に必要性を感じたのは、未来にやさしい「エシカルマテリアル」を流通させ、エシカルな選択肢を増やすこと。
2021年には東京本社のオープンスペースにエシカルマテリアルのギャラリーを公開、2023年3月には関西支店にも開設しました。業界を越えた出会いが生まれ、エシカルデザインの風土醸成に寄与する場となりました。
また、サプライチェーン上の様々な業界から発生する端材・廃材や未利用材といった「未活用資源」の用途開発も行っています。
※エシカルマテリアル:船場独自の選定基準と視点で集めたマテリアルです。サプライチェーンにおけるネットワークを活用して、約100社の建材・原材料メーカーから情報を収集。使い終わった後のリサイクル方法や、再生資源の研究・用途開発を行っています。
>https://www.semba1008.co.jp/ja/release/news/news-20230106
STEP5.仕組みの公開を。生活者の関心も高まるエシカル
2021年からエシカルな取り組みを発信するイベント「エシカルデザインウィーク」を開催。
エシカルに対する意識の高まりが個人の生活レベルにも浸透しつつあるため、今年は一般参加者も楽しめるワークショップも多数企画。現場リサイクル90%超を達成した仕組み(STEP3)や、素材の研究や用途開発(STEP4)についても、外部知見者やパートナー企業とのトークイベントにて解説を行います。
【ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2023】
日程:2023年11月16日(木)~18日(土)
時間:11月16日(木)12:00~19:45|17日(金)10:00~19:45| 18日(土)10:00~17:00
会場:SHARE GREEN MINAMI AOYAMA(東京都港区南青山1-12-32)
主催:(株)船場
協賛:DesignFuture Japan (株)・(株)4 Nature
後援:港区立産業振興センター
内容:エシカルデザインカンファレンス|ネットワーキング(ビジネス交流会)|エシカルマテリアル展示|リプロダクト展示販売|ゼロウエイスト展示|デジタルデザイン展示|サステナブルツーリズム展示|アップサイクルワークショップ|カルチャージャム|エシカルショップなど
入場:自由(無料)※有料・予約制イベントあり
>イベント詳細・申し込み:https://www.semba1008.co.jp/lp/ethicaldesignweek_2023/
今後の展開
2023年11月には企業間連携のネットワークで建材を資源循環させる新たな取り組みを公開予定です。
今後もエシカルな仲間たちと共に、サーキュラーエコノミーの社会実装を目指していきます。
【関連リンク】
>船場エシカルデザインについて:https://www.semba1008.co.jp/ja/sustainability
【船場について】
商業施設をはじめオフィスや教育、ヘルスケア、余暇施設等の様々な空間づくりにおいて、調査・企画・デザイン・設計・施工・メンテナンスまでをトータルでサポートしています。2021年よりビジョンに「Good Ethical Company」、ミッションに「未来にやさしい空間を」を掲げています。人や地域社会、自然環境へ“おもいやり”の視点を持ち、サプライチェーン全体でより良い社会の共創を目指すエシカルデザインを推進しています。
社名 :株式会社船場 カブシキガイシャ センバ
所在地:東京都港区芝浦1‐2‐3シーバンスS館9階
上場:東京証券取引所スタンダード市場(コード番号:6540)
主な実績:GREEN SPRINGS(企画)
ISUMI Glamping Resort & Spa SOLAS(マスタープラン・設計・施工)
CAMPUS VILLAGE大阪近大前(設計・施工)
「未来にやさしい空間を」のミッションのもと、空間づくりを手掛ける株式会社船場(本社:東京都港区、代表取締役:八嶋大輔、以下、船場)は、環境や社会などに配慮した「エシカルデザイン」の普及に向け、サーキュラーエコノミー型(循環型経済)の事業モデルへの転換を進めています。 約2年間かけて、施工現場における廃棄物の一次リサイクル率(※)を90%以上に高める仕組みを構築。創業76年の老舗企業でありながら、業界の枠を越えた新しいパートナーシップにより、資源循環型社会の実現に挑戦を始めています。 ※一次リサイクル率:現場排出時の分別率
背景
人々の生活スタイルや価値観の変化によって、オフィスや商業施設など様々な空間のあり方が変容しています。特に建築・内装業では老朽化した建物の建て替えや、目まぐるしく変わるニーズに対応する改装が増え、それらに伴う資源の消費や廃棄物の問題は深刻です。環境省によると、産業廃棄物の年間排出量37,056万トンのうち、建設系廃棄物の搬出量は約7,514万トンと約20%を占めています。
※環境省:令和4年度事業 産業廃棄物排出・処理状況調査報告書 令和3年度速報値
(https://prtimes.jp/a/?f=d52529-55-aa62c4b9f2a4d0853cf940e92fdfe1e0.pdf)
STEP1.全社を横断的に改革「ゼロウエイスト推進室」
船場は「気の合うエシカルな仲間たち(グッドエシカルカンパニー)」をビジョンに掲げ、2020年に全社を横断する「ゼロウエイスト推進室」を設置。まずは自社の施工現場にて排出している、年間約6000トンの建設系廃棄物について、それらの削減と一次リサイクル率90%超を目標に掲げ、社内外を巻き込むエシカルデザイン活動に舵を切りました。
STEP2.エシカルな仲間づくりは「サプライチェーン」全体との対話
エシカルデザイン活動を進める上で、不可欠となるのが、これまで分断されていたサプライチェーン上の業界をつなぐこと。
空間づくりにおいては、林業などの資源を生む一次産業から建材メーカーなどの製造業、建築・内装業や、廃棄物処理などのリサイクル業などです。そこで「つくる」「つかう」「すてる」など全ての工程に関わるパートナー企業と対話。各々が抱える課題を把握した上で、業務プロセスを柔軟に再考しました。「エシカル」を前提にすることで、新たなパートナーシップが進み、時代に合った企業間連携のネットワークの形成を進めています。
STEP3.各社との連携で現場リサイクル率90%超えを達成
2021年からは、企業間連携で取り組む資源循環型リノベーション(※)への挑戦がスタート。
その一つとして、現場で発生する「混合廃棄物」を削減するため、重点8品目の分別を実践。施工会社、解体会社、リサイクル会社、それぞれの立場で役割が分断されるなか、越境しながら対話を重ねることで、資材の調達から施工、リサイクルまでの連携を進め、各社との関係性を深めています。
船場では、全国の現場の「混合廃棄物」の発生量をリアルタイムで集計する仕組みをつくり、約2年かけて現場の管理・指導を進めました。その結果、廃棄物そのものの削減及び、一次リサイクル率90%超えを達成。次の挑戦として、分別・再資源化の詳細情報が可視化する仕組みを構築中です。
※資源循環型リノベーション「Circular Renovation(R)」:サプライチェーンを再構築し「つかう資源」と「すてる資源」を循環させ新たな価値を生み出すエシカルデザインのフレームワーク
>https://www.semba1008.co.jp/ja/release/news/news-20210312
STEP4.未来にやさしい素材「エシカルマテリアル」の研究開発
ゼロウエイストが進み、更に必要性を感じたのは、未来にやさしい「エシカルマテリアル」を流通させ、エシカルな選択肢を増やすこと。
2021年には東京本社のオープンスペースにエシカルマテリアルのギャラリーを公開、2023年3月には関西支店にも開設しました。業界を越えた出会いが生まれ、エシカルデザインの風土醸成に寄与する場となりました。
また、サプライチェーン上の様々な業界から発生する端材・廃材や未利用材といった「未活用資源」の用途開発も行っています。
※エシカルマテリアル:船場独自の選定基準と視点で集めたマテリアルです。サプライチェーンにおけるネットワークを活用して、約100社の建材・原材料メーカーから情報を収集。使い終わった後のリサイクル方法や、再生資源の研究・用途開発を行っています。
>https://www.semba1008.co.jp/ja/release/news/news-20230106
STEP5.仕組みの公開を。生活者の関心も高まるエシカル
2021年からエシカルな取り組みを発信するイベント「エシカルデザインウィーク」を開催。
エシカルに対する意識の高まりが個人の生活レベルにも浸透しつつあるため、今年は一般参加者も楽しめるワークショップも多数企画。現場リサイクル90%超を達成した仕組み(STEP3)や、素材の研究や用途開発(STEP4)についても、外部知見者やパートナー企業とのトークイベントにて解説を行います。
【ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2023】
日程:2023年11月16日(木)~18日(土)
時間:11月16日(木)12:00~19:45|17日(金)10:00~19:45| 18日(土)10:00~17:00
会場:SHARE GREEN MINAMI AOYAMA(東京都港区南青山1-12-32)
主催:(株)船場
協賛:DesignFuture Japan (株)・(株)4 Nature
後援:港区立産業振興センター
内容:エシカルデザインカンファレンス|ネットワーキング(ビジネス交流会)|エシカルマテリアル展示|リプロダクト展示販売|ゼロウエイスト展示|デジタルデザイン展示|サステナブルツーリズム展示|アップサイクルワークショップ|カルチャージャム|エシカルショップなど
入場:自由(無料)※有料・予約制イベントあり
>イベント詳細・申し込み:https://www.semba1008.co.jp/lp/ethicaldesignweek_2023/
今後の展開
2023年11月には企業間連携のネットワークで建材を資源循環させる新たな取り組みを公開予定です。
今後もエシカルな仲間たちと共に、サーキュラーエコノミーの社会実装を目指していきます。
【関連リンク】
>船場エシカルデザインについて:https://www.semba1008.co.jp/ja/sustainability
【船場について】
商業施設をはじめオフィスや教育、ヘルスケア、余暇施設等の様々な空間づくりにおいて、調査・企画・デザイン・設計・施工・メンテナンスまでをトータルでサポートしています。2021年よりビジョンに「Good Ethical Company」、ミッションに「未来にやさしい空間を」を掲げています。人や地域社会、自然環境へ“おもいやり”の視点を持ち、サプライチェーン全体でより良い社会の共創を目指すエシカルデザインを推進しています。
社名 :株式会社船場 カブシキガイシャ センバ
所在地:東京都港区芝浦1‐2‐3シーバンスS館9階
上場:東京証券取引所スタンダード市場(コード番号:6540)
主な実績:GREEN SPRINGS(企画)
ISUMI Glamping Resort & Spa SOLAS(マスタープラン・設計・施工)
CAMPUS VILLAGE大阪近大前(設計・施工)
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