前沢工業、前期経常を41％上方修正、配当も4円増額

　前澤工業 <6489> が7月6日大引け後(16:00)に業績・配当修正を発表。21年5月期の連結経常利益を従来予想の24億円→33.7億円(前の期は18.9億円)に40.8％上方修正し、増益率が26.4％増→77.9％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した12-5月期(下期)の連結経常利益も従来予想の22.9億円→32.7億円(前年同期は22.9億円)に42.6％増額し、増益率が0.3％増→43.0％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の16円→20円(前の期は14円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　バルブ、環境両部門における大型案件の売上促進による増益に加え、全社ベースでのコスト削減効果により、営業利益および経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきまして、前回予想を大幅に上回る見込みです。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題の一つと考えており、継続的、安定的に配当を行うことを基本方針としております。　上記に記載のとおり、通期において利益が増加することが見込まれるため、財務基盤・内部留保も勘案し、配当予想につきまして、期末配当金を前回予想の８円から１２円に修正するものです。　この結果、年間配当につきましては、前回予想の１６円から２０円となります。