ミネベア、今期最終は6％減益へ

　ミネベアミツミ <6479> が5月8日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期の連結最終利益は前の期比23.6％減の459億円になり、21年3月期も前期比6.5％減の430億円に減る見通しとなった。

　同時に、従来未定としていた前期の期末配当を14円(年間配当は28円)実施するとし、今期の年間配当は未定とした。

　直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)の連結最終利益は前年同期比18.2％増の107億円に伸び、売上営業利益率は前年同期の3.8％→5.5％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年3月期の通期個別業績は、信託型従業員持株インセンティブ・プランの終了に伴う費用の減少等により営業利益が増加しました。一方、子会社の資金流動性を高めるため子会社からの配当金を減少させたことにより、経常利益及び当期純利益が減少いたしました。

　当社は、株主に対する利益還元を経営上の重要事項と認識しており、経営環境を総合的に勘案し、継続的に安定した利益配分を維持しながら、株主資本の効率向上と株主へのより良い利益配分を第一義とし、業績をより反映した水準での利益還元をはかることを基本方針といたしております。また当社は、剰余金の配当等に関しては取締役会決議により定めることができることを定款に定めております。上記基本方針に基づき、当期の期末配当金は、１株当たり14円とさせていただきたく、本年５月開催予定の取締役会に付議する予定であります。