大豊工業、今期経常を44％下方修正、未定だった配当は2円増配

　大豊工業 <6470> が2月1日後場(14:00)に決算を発表。22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は16.8億円の黒字(前年同期は9.5億円の赤字)に浮上して着地した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の36億円→20億円(前期は7.8億円)に44.4％下方修正し、増益率が4.6倍→2.5倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の20.6億円→4.6億円(前年同期は30.4億円)に77.4％減額し、減益率が32.2％減→84.7％減に拡大する計算になる。

　同時に、従来未定としていた今期の年間配当は22円(前期は20円)実施する方針とした。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比88.8％減の1.4億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の5.1％→0.1％に急悪化した。

株探ニュース