ニチダイ、今期最終を一転赤字に下方修正、配当も2円減額

　ニチダイ <6467> [ＪＱ] が3月25日大引け後(15:10)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の2億9000万円の黒字→7億4700万円の赤字(前期は1億7000万円の赤字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の1億4800万円の黒字→8億8900万円の赤字(前年同期は3800万円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

　業績悪化に伴い、今期の年間配当を従来計画の10円→8円(前期は4円)に減額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社グループの主要顧客業界である自動車産業では、半導体供給不足等により自動車の生産が著しく停滞しました。その結果、自動車産業と関連の深い、ネットシェイプ事業、アッセンブリ事業の売上高が前回発表予想を下回る見込みとなりました。その結果、営業利益、経常利益についても、前回発表予想を下回ることを見込んでおります。　また、上記のようにアッセンブリ事業において固定資産の減損損失を計上する見込みとなったことから、親会社株主に帰属する当期純利益を修正する見込みとなりました。

　　当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要政策と位置づけ、将来の事業展開と経営体質強化のために必要な内部留保を確保しつつ、安定した配当を継続していくことを基本方針としています。　今期は業績予想を下方修正し、親会社株主に帰属する当期純損失を計上する見込みとなりました。その結果、上記の基本方針等を総合的に勘案し、2022 年３月期の期末配当予想を３円に修正することといたしました。　これにより、当期の年間配当金は、中間配当金５円と合わせて計８円となる予定です。