ダイコク電、今期経常を10％上方修正、配当も5円増額

　ダイコク電機 <6430> が2月24日大引け後(17:15)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の10億円→11億円(前期は9.8億円)に10.0％上方修正し、増益率が1.4％増→11.6％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の0.8億円→1.8億円(前年同期は10億円)に2.2倍増額し、減益率が91.9％減→82.0％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の55円→60円(前期は40円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　パチンコホール経営企業において、新店などの大規模な設備投資を控える厳しい状況が継続しておりますが、パチンコホールの一部をパチスロ機からパチンコ機に変更する小規模な改装工事の増加により、情報公開端末「ＲＥＶＯＬＡ」など主力製品の販売は堅調に推移しました。一方、当第３四半期以降は半導体不足による販売計画の調整により、売上高につきましては前回予想より減少する見込みであります。損益につきましては、利益率の高い「サービス売上」が堅調に推移していることに加え、グループ全社をあげた業務改善や効率化により、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益とも前回予想を上回る見込みであります。（業績予想に関する注意事項）業績予想につきましては、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　当社は、企業価値の増大をはかりながら、株主の皆さまに利益還元をはかることを経営の最重要課題と考え、事業環境や収益の状況、配当性向等を総合的に勘案し、安定配当を行うことを基本方針としております。今後も2021年11月24日に公表した中期経営計画に掲げた目標を目指し、企業価値を高めてまいります。2022年３月期の期末配当予想につきましては、この度の業績予想の修正を踏まえ、当期の期末配当を５円増配し、合計35円に修正いたします。これにより、中間配当金を含めました当期の年間配当金予想は、１株につき60円となります。