高見サイ、今期経常を53％下方修正

　高見沢サイバネティックス <6424> [ＪＱ] が3月15日大引け後(16:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の4.3億円→2億円(前期は9億円)に53.5％下方修正し、減益率が52.7％減→78.0％減に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.7億円→3.4億円(前年同期は12.4億円)に39.9％減額し、減益率が53.8％減→72.2％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当連結グループは、例年、第４四半期に売上が集中する傾向にあります。当期におきましては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、海外向けユニットや駐輪場管理システムが低調に推移し、また、鉄道事業者様の設備投資の抑制により、当社主力製品である出改札機器の売上が大幅に減少しました。更には、これらに付随した工事関係の減少に加え、部材調達の遅れに伴い一部製品の納期が翌期へずれ込んだことなども影響し、売上高は当初予想を下回る見込みとなりました。　損益面につきましては、経費の圧縮、原価の低減に取り組んでまいりましたが、売上高の減少を補うことができず、営業利益、経常利益、当期純利益ともに当初予想を下回る見込みとなりました。　尚、期末配当金につきましては、当初予定額（１株あたり１２円）を変更しておりません。（業績予想について）　上記の予想は、本資料発表日現在において入手可能な情報に基づき当社が判断しており、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。実際の業績は、今後様々な要因により大きく異なる可能性があります。