ＳＡＮＫＹＯ、今期経常を20％上方修正、今期配当を実質増額修正

　ＳＡＮＫＹＯ <6417> [東証Ｐ] が2月7日大引け後(15:00)に決算を発表。24年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比35.1％増の658億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の600億円→720億円(前期は593億円)に20.0％上方修正し、増益率が1.1％増→21.3％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の141億円→261億円(前年同期は324億円)に84.9％増額し、減益率が56.5％減→19.6％減に縮小する計算になる。

　同時に、2月29日割当の1→5の株式分割に伴い、今期の年間配当を従来計画の300円→200円(前期は150円)に修正した。年間配当は実質33.3％の増額となる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比8.7％減の200億円に減り、売上営業利益率は前年同期の37.2％→36.4％に低下した。

株探ニュース