理想科学、前期経常を36％上方修正、配当も40円増額

　理想科学工業 <6413> [東証Ｐ] が4月26日大引け後(16:30)に業績・配当修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の33億円→45億円(前の期は19.2億円)に36.4％上方修正し、増益率が71.4％増→2.3倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の17.5億円→29.5億円(前年同期は23.7億円)に68.3％増額し、一転して24.3％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の60円→100円(前の期は40円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第４四半期において、為替レートが円安に推移したことなどから、売上高は前回予想を上回る見込みとなりました。また、販売費及び一般管理費の削減に努めたことなどから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が前回予想を上回る見込みとなりました。　業績予想の見通しにおける通期の想定為替レートは、１米ドル112円、１ユーロ130円としております。（注）この資料に記載されている業績などの予想数値につきましては、本資料の発表日現在で得られた入手可能な情報に基づいて作成したものであり、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績は今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。

　　当社は、2021年9月2日に創業75周年を迎えました。これもひとえに、株主の皆様をはじめ関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。　当社は、安定配当の継続に努めることを配当の基本方針の一つとしておりますが、株主の皆様の日頃のご支援に感謝の意を表し、2022年3月期の期末配当は、普通配当60円に記念配当40円を加え、合計100円とする予定であります。