加地テック、前期経常を一転11％増益に上方修正

　加地テック <6391> [東証２] が4月16日大引け後(16:30)に業績修正を発表。21年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.3億円→4.2億円(前の期は3.7億円)に27.3％上方修正し、一転して11.1％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の経常利益も従来予想の1.4億円→2.3億円(前年同期は4億円)に63.4％増額し、減益率が64.8％減→42.4％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　通期の業績予想につきまして、水素ステーション向け案件をはじめ概ね順調に進捗しており、売上高は前回発表を若干上回る予定です。また、営業利益、経常利益及び当期純利益は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により営業活動に一定の制限を受け、見積費用・出張費用をはじめとする営業関連費用が減少したこと等により、前回予想を上回る予定です。　なお、2021年3月期の期末配当予想につきましては、既にお知らせのとおり、生産能力増強・生産効率化を図るため総合組立工場を建設中であること、また今後水素社会実現に向け水素サプライチェーン全体で必要とされる圧縮機の開発のために研究開発投資を強化していくことから、多額の資金需要を見込んでおり、前回予想の1株当たり40円00銭のまま据置とさせていただきます。株主の皆様にはご理解を賜りますようお願い申し上げます。※上記の業績予想は、現時点で入手可能な情報に基づき算出しており、実際の業績は今後様々な要因により異なる可能性があります。