日立建機は８月31日引け後に、ＴＣＭを株式交換によって完全子会社化すると発表した。株式交換の効力発生日は12月22日で、ＴＣＭは所定の手続きを経て、12月17日付で上場廃止となる見通し。

　日立建機の現在のＴＣＭへの出資比率は50.99％で、残る全株式を、ＴＣＭ１株に対して、日立建機0.1株を割り当てる株式交換によって取得する。

　建設機械業界および産業車両業界は、金融収縮、民間設備投資の減少などの影響から、需要が引き続き厳しい状況で推移しており、グループ全体の競争力を高め、日立建機とＴＣＭが一体となる必要があるとの判断に達した。