北越工が４日続伸、２３年半ぶりの高値水準を駆ける

　北越工業<6364.T>が大幅高で４日続伸、全体相場の地合いとは無縁の強調展開で新値街道をひた走っている。エンジンコンプレッサーで高いシェアを持つほか、移動式発電機なども手掛けており、首都圏で加速する都市再開発の流れや公共投資拡大政策の恩恵を享受している。また、２０２０年に開催される東京五輪に絡む施設建築への需要を見込んだリース向け需要も高水準、五輪関連としての切り口が株高シナリオを支えている。一方、海外売上比率が４０％と高く、マレーシアを軸とするアジア市場の開拓に積極的だ。１５年３月期のＥＰＳは６４．５円を予想、時価１１００円台は１９９１年５月以来２３年半ぶりの高値水準にあるが、成長性を考慮すればＰＥＲ１７倍に割高感はない。

北越工の株価は１４時２５分現在１１１８円（△５２円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）