住友精密、今期経常を25％上方修正、下期配当は見送り

　住友精密工業 <6355> [東証Ｓ] が11月11日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比36.2％減の4.7億円に落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の31.1億円→39億円(前期は25.7億円)に25.4％上方修正し、増益率が21.0％増→51.7％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比87.0％増の34.3億円に拡大する計算になる。

　住友商事によるＴＯＢに伴い、従来25円を計画していた下期配当は見送る方針とした。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常利益は前年同期比78.6％減の2.1億円に大きく落ち込み、売上営業利益率は前年同期の6.8％→0.1％に急悪化した。

株探ニュース