タカキタが急伸、国策関連で業績上振れに期待

　タカキタ<6325.T>が年初来高値を更新。株価は前日まで５日続伸していたが、きょう一気に上げ足を加速７００円台を回復する場面があった。同社は飼料系農業機械メーカーで、農業機械の新製品開発・販売に経営の重心を置いている。１８年３月期営業利益見通しは前期比横ばいの８億円を見込むが、第１四半期時点で前年同期比８５％増の２億５６００万円と好調で対通期進捗率は３２％に達する。２７日の中間決算を前に先回り買いが入っているもようだ。

　同社には、安倍政権が進める国内農業分野の競争力強化を背景に商機が巡っている。農家をはじめ、関係事業者が連携して高収益型の畜産を実現する「畜産クラスター事業」を国策が後押しする構図となっており、そのなか同社が手掛ける細断型梱包作業機械や汎用型飼料収穫機などの農機の需要を喚起することになりそうだ。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）