ハーモニック、今期経常を14％下方修正

　ハーモニック・ドライブ・システムズ <6324> [ＪＱ] が11月12日大引け後(15:30)に決算を発表。22年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比42倍の35.6億円に急拡大した。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の95億円→82億円(前期は13.6億円)に13.7％下方修正し、増益率が7.0倍→6.0倍に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益は前年同期比3.6倍の46.3億円に急拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(2Q)の連結経常損益は18.5億円の黒字(前年同期は1.6億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.3％→12.1％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　産業用ロボット向け、半導体製造装置向けをはじめとする設備投資関連の需要は好調を維持しておりますが、半導体等の供給不足により、お客様である自動車メーカーが減産となる影響を受け、主に車載用減速装置の売上高が前回予想時の想定を下回る見込みとなりました。また、損益面につきましても、主に売上高の修正に伴い、前回予想を上記のとおり修正するものです。＜業績の予想に関する注意事項＞本資料に掲載されている業績の予想数値につきましては、現時点で得られた情報に基づいて算定しており、実際の業績等は様々な要因により本資料に記載されている予想とは異なる場合があります。