シンニッタンが４日ぶり反発、１６年３月期営業利益予想を下方修正も織り込み済み

　シンニッタン<6319.T>が４日ぶりに反発している。９日の取引終了後、１６年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来予想の１７０億円から１６５億円（前期比１８．０％減）へ、営業利益を１３億５０００万円から１２億５０００万円（同２６．０％減）へ下方修正したが、織り込み済みとの見方が強い。

　建機事業で仮設機材の生産設備の水害による影響などがあり計画を下回るほか、物流事業で中国を含む東南アジアでの景気減速の影響を受けて物流パレットの需要が減少する見込みであることなどが要因としている。

　なお、最終利益は破産更生債権譲渡により特別利益を約３億円計上する見込みであることなどから８億円から１０億５０００万円（同２４．２％減）へ上方修正しており、これを好感する動きもあるようだ。

出所：株式経済新聞（株式会社みんかぶ）