北川鉄、前期経常を2.5倍上方修正

　北川鉄工所 <6317> [東証Ｐ] が5月9日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の4億円→10億円(前の期は30.6億円)に2.5倍上方修正し、減益率が86.9％減→67.3％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の2億円の赤字→3.9億円の黒字(前年同期は18.2億円の黒字)に増額し、一転して黒字に浮上する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2023年3月期通期の連結業績予想につきまして、金属素形材事業において、高騰した原材料及びエネルギー価格の価格転嫁を進めたことにより、売上高及び営業利益、経常利益が見通しを上回る見込みです。なお、親会社株主に帰属する当期純利益は、タイ子会社KITAGAWA (THAILAND) CO.,LTD.の操業停止に伴う一部の費用を特別損失にて計上したこと及び税金費用により、△420百万円となる見込みです。