エアーテック、前期経常を34％上方修正・19期ぶり最高益、配当も3円増額

　日本エアーテック <6291> が2月9日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。20年12月期の経常利益(非連結)を従来予想の11.7億円→15.6億円(前の期は5.8億円)に33.5％上方修正し、増益率が2.0倍→2.7倍に拡大し、19期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の経常利益も従来予想の6.8億円→10.7億円(前年同期は2億円)に57.6％増額し、増益率が3.3倍→5.2倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の30円→33円(前の期は22円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年12月期通期業績予想は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により経済活動の停滞が継続する反面、ウイルス対策の必要性に起因する空気清浄化装置及び陰圧封じ込め装置等の販売が増加しました。このような状況の下、第４四半期からの電子工業の回復と感染症対策機器の販売が伸長しましたので、通期業績予想を修正することにいたしました。（注）上記の予想につきましては、現時点における入手可能な情報を基に作成したものであり、実際の業績は様々な事情により異なる場合が有ります。

　当社は利益を重視した安定成長により、株主の皆様への安定した配当の維持と継続を基本としつつ、利益配当は配当性向30％以上を基本方針としております。2020年度期末配当につきましては、業績予想及び基本方針を踏まえ、前回予想の普通配当を３円増額し、記念配当８円を加えた33円に上方修正いたします。