ユニオンツールが後場プラス圏に転じる、ＰＣＢドリル好調で増額期待も

　ユニオンツール<6278.T>は一時前日比５４円安の２６６４円まで売られたが、下値には買いが流入し後場に入りプラス圏に転じている。４日に１４年１１月期の業績予想を増額修正しており、好業績を評価する動きは強い。今１１月期業績は、売上高が従来予想の１９６億円から２００億円（前期比９．６％増）、営業利益が２５億５０００万円から２８億円（同４４．５％増）へ上方修正された。ＰＣＢドリル（電子回路基板用超硬ドリル）などが好調。特に、世界的な自動車増産に伴い車載部品や電装品の需要が高まり、電子回路基板の増産とともに同社のＰＣＢドリルへの需要が強まっている。
　今期営業利益には３０億円への再増額観測があるほか、前期比２円増の３４円が予定されている配当も３８円前後への増配期待が出ている。

ユニオンツールの株価は１２時５５分現在２７２２円（△４円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）