ユニオンツールが反発、第１四半期好決算と自社株買い発表を好感

　ユニオンツール<6278.T>が反発。前週末４日の取引終了後に発表した第１四半期（１２～２月）連結業績で、売上高４６億３３００万円（前年同期比１３．１％増）、営業利益６億２００万円（同２．４倍）、純利益５億４００万円（同２６．１％増）と大幅増益となったことが好感されている。主力のＰＣＢドリルで中国内需向けスマートフォンや自動車関連製品向けの需要取り込みに成功したほか、高付加価値志向の新製品投入が寄与したという。また、国内向けに切削工具で品質評価を高めつつ、測定器や転造ダイスなど、差別化製品の裾野を広げたことも貢献した。なお、１４年１１月期通期業績予想は売上高１９６億円（前期比７．４％増）、営業利益２５億５０００万円（同３１．６％増）、純利益１９億６０００万円（同８．１％増）の従来予想を据え置いている。
　また、同時に自社株買いを発表したことも好材料視されている。５０万株（発行済み株式数の２．５２％）、１５億円を上限としており、取得期間は４月７日から９月３０日まで。

ユニオンツールの株価は９時２０分現在２４７４円（△１０１円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）