マルマエが反発、半導体向け好調で９～２月期営業２割増益に上方修正

　マルマエ<6264.T>が全体地合い悪に抗して買い優勢の展開。後場寄り早々に３４円高の１２９１円まで上値を伸ばした。同社は半導体製造装置向け精密部品の加工を手掛け、世界的に活発な半導体メーカーの投資意欲を背景にビジネスチャンスが広がっている。きょう前場取引終了後に２１年８月期第２四半期（２０年９月～２１年２月）の業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の３億円から４億４０００万円（前年同期比２１％増）に増額修正しており、これがポジティブ材料となっている。半導体分野が会社側の想定を上回る活況であることや、ＦＰＤ（フラットパネルディスプレー）分野においても受注の落ち込みが少なかったことが増額修正の背景。通期見通しについては据え置いているが、会社側計画の営業利益７億８０００万円に対する進捗率は５６％に達している。

出所：MINKABU PRESS