オーケーエム、前期経常を1％上方修正、配当も5円増額

　オーケーエム <6229> [東証Ｓ] が4月10日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の8.8億円→8.9億円(前の期は7.2億円)に0.6％上方修正し、増益率が22.2％増→22.9％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5.1億円→5.2億円(前年同期は5.1億円)に1.0％増額し、増益率が0.6％増→1.6％増に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の35円→40円(前の期は45円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期連結業績予想における売上高は、陸用、舶用市場ともに若干の減収となる見込みです。一方、利益面におきましては、原材料価格の高止まり等による売上原価の増加、販売費及び一般管理費の増加の影響はあるものの、販売価格改定の取り組み効果等により営業利益及び経常利益は前回予想を上回る見込みです。また、2023年３月期連結会計年度において、上記のとおり特別利益を計上する見込みとなり、親会社株主に帰属する四半期純利益を押し上げる要因となりました。以上のことから、通期連結業績予想を修正いたしました。（注）上記の連結業績予想につきましては、当社が現在入手している情報による判断及び仮定を前提にしており、実際は様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。

　当社は、株主の皆様への利益還元を経営上の重要課題と位置付けており、内部留保の充実を図りつつ、配当の継続性、安定性にも十分留意し配当金額を決定することを当面の配当政策の基本方針としております。このような配当方針のもと、当社は、2023年３月期通期連結業績予想において、親会社株主に帰属する四半期純利益が当初の予想を上回る見込みとなったことから、2023年３月期の１株当たり期末配当金を、普通配当35円に特別配当５円を加えた合計40円とさせていただく予定です。